近年、金利上昇の影響で再び注目を集めているMMF(マネー・マーケット・ファンド)。
銀行預金よりも高い利回りを得られることから、資産運用の選択肢として考える人が増えています。
本記事では、MMFの利回り推移(チャート)、メリット・デメリット、投資戦略について解説します。
Contents
1. MMF(マネー・マーケット・ファンド)とは?
MMFとは、短期の国債・社債・コマーシャルペーパー(CP)などに投資する投資信託の一種です。
安全性が高く、流動性が高いことが特徴で、低リスクで安定した運用が可能です。
MMFの主な特徴
- 安定した利回り:金利の影響を受けるが、基本的にプラスのリターンが期待できる
- 低リスク:政府や大企業の発行する短期債券が中心
- 流動性が高い:いつでも換金可能(但し、一部制限がある場合あり)
2. MMFの利回り推移(チャート)
過去5年間の米ドルMMF利回りの推移
年 | MMF利回り(年率) |
---|---|
2019年 | 2.1% |
2020年 | 0.1%(コロナショック) |
2021年 | 0.2% |
2022年 | 3.5%(米国金利上昇) |
2023年 | 4.8% |
ポイント
- 2020年のコロナショックで金利が低下 → MMF利回りも大幅下落
- 2022年以降の米国金利上昇で利回りが急回復(4〜5%台)
- 2024年も高金利が継続する見通し
このように、MMFの利回りは中央銀行の金利政策に大きく影響されるため、投資する際は金利動向をチェックすることが重要です。
3. MMFのメリット
✅ 低リスクで安全
- 短期国債や格付けの高い企業の短期債に投資するため、元本割れのリスクが低い。
- 一般的な投資信託よりも値動きが小さく、安定した運用が可能。
✅ 普通預金よりも高金利
- 銀行の普通預金(0.001%〜0.02%)よりも圧倒的に高い利回りを得られる。
- 米ドル建てMMFなら4〜5%の利回りが期待できる。
✅ すぐに現金化できる
- ほとんどのMMFは即日〜数日で換金可能。
- 普通預金に近い感覚で運用できる。
4. MMFのデメリット
❌ 元本保証がない
- 銀行預金とは異なり、元本保証はない(ただし、リスクは極めて低い)。
- 一部のMMFでは運用成績によって元本割れする可能性もある。
❌ 金利変動の影響を受ける
- 中央銀行が金利を引き下げると、MMFの利回りも低下する。
- 例えば、2020年のように金利がゼロに近づくと、MMFの魅力が大幅に減少する。
❌ 為替リスク(外貨MMFの場合)
- 米ドルMMFなどの外貨建てMMFは、日本円に対する為替変動の影響を受ける。
- 円高になると、円換算した際に損失が出る可能性あり。
5. MMF投資の戦略
MMFはリスクが低い資産ですが、効果的に活用するための投資戦略を考えましょう。
① 高金利時にMMFを活用
- 現在のような金利上昇局面(2023〜2024年)では、MMFの利回りが高くなるため、短期運用に適している。
- 普通預金よりもはるかに高利回り(米ドル建てMMFなら約5%)。
② 外貨MMFでリスク分散
- 米ドルMMFは日本円よりも高い利回りが期待できる。
- 為替リスクはあるが、円安の局面ではメリットが大きい。
③ 長期投資のキャッシュポジションとして活用
- 株式投資や新NISAの待機資金をMMFに入れておくことで、安全に資金を運用できる。
- 株価が下がったタイミングでMMFを解約し、リスク資産に投資する戦略も有効。
6. MMF vs. 他の金融商品
MMFと他の低リスク投資商品を比較すると、以下のような違いがあります。
商品 | 年利回り | リスク | 流動性 |
---|---|---|---|
MMF | 2〜5% | 低 | 高 |
定期預金 | 0.02〜0.2% | 低 | 低 |
個人向け国債(変動10年) | 0.5〜1.0% | 低 | 中 |
普通預金 | 0.001〜0.02% | 低 | 高 |
まとめ
- MMFは安全性が高く、普通預金よりも高い利回りを得られる金融商品。
- 2024年の米ドルMMFは4〜5%の利回りが期待できるため、短期運用に最適。
- 金利が下がると利回りも低下するため、金利動向をチェックしながら投資することが重要。
- 長期投資の待機資金や分散投資の一環として活用するのが効果的。
MMFは「現金に近い感覚で運用できる低リスク商品」として、今後も注目されるでしょう。
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