「旅行に行きたいけど、費用が… 」
そんな悩みをお持ちのあなたへ朗報です！
実は、ちょっとした工夫で旅費を大幅に節約できる方法があるんです。
その秘密兵器が…**「交通系株主優待」**です！
株主優待とは、企業が株主に向けて提供する特別なサービスや特典のこと。
今回ご紹介する交通系株主優待を活用すれば、航空券や乗車券、フェリーチケットなどが割引価格で購入できたり、場合によっては無料で利用できたりと、旅費を大幅に節約できます。
「株主優待って、なんだか難しそう… 」
そう感じている方もいるかもしれません。
しかし、ご安心ください！
本記事では、株主優待初心者の方にもわかりやすく、交通系株主優待の魅力や賢く優待を活用した旅行術を、実例を交えながら解説していきます。
さらに、10銘柄のおすすめ交通系株主優待を、航空会社・鉄道会社・船舶会社に分けて徹底比較！
自分にぴったりの優待を見つけて、賢くお得に旅行を楽しみましょう！
なぜお得？株主優待で旅行する3つのメリット
株主優待を利用して旅行すると、具体的にどんなメリットがあるのでしょうか？
主なメリットは以下の3つです。
- 旅費の大幅節約！
- いつもよりワンランク上の旅行へ！
- 株価上昇による値上がり益も期待できる！
航空券や乗車券の割引はもちろん、ホテルの宿泊割引や、お土産の割引、施設の無料入場など、企業によって様々な優待内容が用意されています。
これらの優待を賢く活用すれば、旅費を抑えつつ、いつもよりちょっと贅沢な旅行を楽しむことも夢ではありません。
さらに、株主優待は投資であるため、保有している株の値上がりによって、さらに大きな利益を得られる可能性も秘めている点が魅力です。
【失敗しない！】交通系株主優待を選ぶ上での4つの注意点
魅力的なメリットがたくさんある交通系株主優待ですが、いざ選ぼうとすると、多くの銘柄がありすぎて迷ってしまいますよね。
そこで、銘柄を選ぶ際に失敗しないための注意点を4つお伝えします。
- 投資金額と優待内容のバランスは？株主優待を受けるには、その企業の株を購入する必要があります。100株単位で購入が可能な銘柄が多いですが、中には1,000株からの購入が条件になっている銘柄も。投資金額に見合った優待内容であるかどうか、事前にしっかりと確認することが大切です。
- 優待権利確定日と到着日はいつ？株主優待を受け取るためには、権利確定日に株を保有している必要があります。権利確定日は銘柄によって異なりますが、多くの場合、3月末または9月末に設定されています。また、優待内容によっては、実際に利用できるようになるまで数か月かかる場合もあるので、注意が必要です。例えば、3月末が権利確定日の場合、優待が到着するのは5月～6月頃になることが多いです。
- 優待内容の変更・廃止の可能性は？株主優待は、企業の業績や経営方針によって、予告なく内容が変更・廃止される可能性があります。せっかく投資したのに、優待内容が変わってしまったり、最悪の場合は廃止になってしまったりする可能性もゼロではありません。事前に企業の業績やIR情報をチェックしておきましょう。
- 優待は本当に自分にとって必要？魅力的な優待内容だからといって、安易に飛びついてはいけません。自分が利用する機会が少ない優待は、たとえ金銭的な価値が高くても、宝の持ち腐れになってしまいます。本当に自分にとって必要な優待かどうか、利用頻度や利用シーンをイメージしながら検討しましょう。
これらの注意点を踏まえた上で、自分にぴったりの交通系株主優待を探してみましょう。
【航空会社編】お得に空の旅を楽しもう！おすすめ株主優待3選
まずは、航空会社の株主優待をご紹介します。
航空会社の株主優待といえば、航空券の割引が定番です。
旅行好きなら、ぜひとも押さえておきたいですね！
1. 日本航空（JAL）【証券コード：9201】
国内線も国際線も！ 幅広い路線で利用できるのが魅力
- 直近1年間のチャート：今回ご紹介する航空系銘柄の中では、株価が大きく下落しています。
- 事業内容：航空業界において、国内線・国際線ともに旅客数第2位を誇る、日本を代表する航空会社です。
- 優待権利確定月：3月、9月
- 最低投資金額：約21万円（100株）
【株主優待の内容】
- 国内線50%割引券：100株保有で年2回、1枚ずつもらえます。300株以上を3年以上保有すると、さらに割引券が追加されます。
- 旅行商品割引券：旅行ツアーに使える割引券です。
【利回り】
- 株主優待利回り：0%
- 配当利回り：3.3%
- 総合利回り：3.3%
【おすすめポイント】
- 国内線・国際線ともに幅広い路線で利用可能：旅行の幅が広がります。
- 3月権利分の優待券は5月頃、9月権利分の優待券は11月頃に届く：ゴールデンウィークや夏休み、年末年始など、旅行のハイシーズンに利用しやすい点が魅力です。
- 長期保有優遇制度あり：300株以上を3年以上保有すると、よりお得な優待内容になります。
【注意点】
- 株価の変動が大きい点には注意が必要です。
2. スターフライヤー【証券コード：9216】
快適な空の旅を演出！ 座席スペースの広さが魅力の航空会社
- 直近1年間のチャート：安定した値動きを見せています。
- 事業内容：北九州空港を拠点とする航空会社です。
- 優待権利確定月：3月、9月
- 最低投資金額：約25万円（100株）
【株主優待の内容】
- 国内線乗車券50%割引券：100株保有で年2回、3枚ずつもらえます。
【利回り】
- 株主優待利回り：0%
- 配当利回り：0%
- 総合利回り：0%
【おすすめポイント】
- 他LCCよりも座席スペースが広く、快適な空の旅を楽しめる：ゆったりと過ごしたい方におすすめです。
- 国内線航空会社で唯一、フットレストを広げられる：長時間のフライトでも足を伸ばしてリラックスできます。
- 羽田発着で、大阪、福岡、北九州、山口へのアクセスに便利：出張や旅行に活用できます。
【注意点】
- 運航路線数が限られている点には注意が必要です。
3. ANAホールディングス【証券コード：9202】
国内最大級の路線網！ LCCのピーチも利用可能
- 直近1年間のチャート：今回ご紹介する航空系優待の中では、最も株価の下落率が低く、安定した値動きを見せています。
- 事業内容：航空業界の売上高ナンバーワン企業です。LCCのピーチも傘下に持ちます。航空事業以外にも、旅行事業や商社事業など幅広く展開しています。
- 優待権利確定月：3月、9月
- 最低投資金額：約29万円（100株）
【株株主優待の内容】
- 国内線片道1区間割引券：100株保有で年2回、1枚ずつもらえます。
- ANAグループ優待券：ANAグループのホテルやレストランなどで利用できる割引券です。
- 施設見学会の申し込み特典：普段は入れない航空機の整備工場などを見学できます。
- 9月権利確定分のみ、カレンダー：半年以上保有の株主に対して、カレンダーが贈呈されます。
【利回り】
- 株主優待利回り：0%
- 配当利回り：1.7%
- 総合利回り：1.7%
【おすすめポイント】
- 国内線・国際線ともに充実した路線網：日本全国どこへ行くにも便利です。
- LCCのピーチも利用可能：格安航空券を利用して、旅費をさらに節約できます。
- ANAグループの様々なサービスで優待を受けられる：旅行中のあらゆるシーンで活用できます。
【注意点】
- 割引券の割引率が低い点には注意が必要です。
【鉄道会社編】JRで行く！お得な旅におすすめ株主優待4選
続いて、鉄道会社の株主優待をご紹介します。
鉄道会社の株主優待は、新幹線や特急列車などの乗車券が割引になるものが多く、出張や旅行で頻繁に鉄道を利用する方におすすめです。
今回は、特に利用者が多いJR（東日本、東海、西日本、九州）の株主優待をピックアップしました。
1. JR東日本【証券コード：9020】
関東・東北地方への旅行に！ 鉄道博物館の割引特典も
- 直近1年間のチャート：2023年4月に3分割しており、買いやすい価格帯になっています。
- 事業内容：関東および東北地方を中心に、116路線を管轄する、国内最大の鉄道会社です。
- 優待権利確定月：3月
- 最低投資金額：約90万円（300株）
【株主優待の内容】
- 40%割引券：300株以上保有で、1枚もらえます。保有株数に応じて、もらえる枚数が最大3枚まで増加します。2年以上保有で、さらに割引券が1枚追加でもらえます。
- 株主サービス券：埼玉県の鉄道博物館の入場料が50％割引になるクーポンや、駅レンタカー、ホテルメトロポリタンなどの割引券がセットになっています。
【利回り】
- 株主優待利回り：0%
- 配当利回り：1.7%
- 総合利回り：1.7%
【おすすめポイント】
- 関東・東北地方への旅行に便利：新幹線や特急列車を利用する際に、お得に旅行できます。
- 鉄道博物館の割引など、家族で楽しめる優待内容：お子様連れの旅行にも最適です。
- 長期保有優遇制度あり：2年以上保有すると、よりお得な優待内容になります。
【注意点】
- 最低投資金額が約90万円と、今回ご紹介する銘柄の中では高額な点は注意が必要です。
2. JR東海【証券コード：9022】
東海道新幹線が最大2割引！ リニア中央新幹線開業も期待
- 直近2年間のチャート：2022年10月に5分割を実施しており、過去2年間で見ると割安な水準です。
- 事業内容：東海道新幹線を運営しており、収益の約7割を新幹線が占めています。その他にも、流通事業や不動産事業も展開しています。
- 優待権利確定月：3月
- 最低投資金額：約150万円（500株）
【株主優待の内容】
- 1割引券：500株以上保有で、1枚もらえます。保有株数に応じて、もらえる枚数が最大10枚まで増加します。1回の利用で最大2枚まで利用可能で、最大2割引になります。
- 長期保有優遇制度：3年以上保有すると、割引券が1枚追加でもらえます。
【利回り】
- 株主優待利回り：0%
- 配当利回り：0.99%
- 総合利回り：0.99%
【おすすめポイント】
- 東海道新幹線が最大2割引になる：東京―大阪間の移動が多い方におすすめです。
- 長期保有優遇制度あり：3年以上保有すると、よりお得な優待内容になります。
- リニア中央新幹線の開業：将来的にリニア中央新幹線が開業すれば、株価の上昇も見込めます。
【注意点】
- 最低投資金額が約150万円と、今回ご紹介する銘柄の中で最も高額な点には注意が必要です。
- 割引率が10％と、他のJR各社と比べて低い点も注意が必要です。
3. JR西日本【証券コード：9021】
西日本エリアの旅行に最適！ 来年から200株保有で優待開始
- 直近1年間のチャート：2023年4月に2分割しており、比較的買いやすい価格帯になっています。
- 事業内容：西日本を中心に、21路線を展開しています。
- 優待権利確定月：3月
- 最低投資金額：約26万円（100株）
【株主優待の内容】
- 50%割引券：100株以上保有で、1枚もらえます。保有株数に応じて、もらえる枚数が最大3枚まで増加します。
- 長期保有優遇制度：600株を3年以上保有すると、割引券が1枚追加でもらえます。
- グループ優待冊子：JR西日本グループのホテルやレストランなどで利用できる割引クーポンが掲載されています。
【利回り】
- 株主優待利回り：0%
- 配当利回り：2.6%
- 総合利回り：2.6%
【おすすめポイント】
- 西日本エリアの旅行に便利：新幹線や特急列車を利用する際に、お得に旅行できます。
- JR西日本グループの様々なサービスで優待を受けられる：旅行中のあらゆるシーンで活用できます。
- 来年から200株保有で1,000ポイントのJ-WESTポイント付与：駅ナカや駅ビルで利用できるJ-WESTポイントがもらえるのは嬉しいポイントです。
【注意点】
- 権利確定日に100株以上保有している必要がある点には注意が必要です。
4. JR九州【証券コード：9142】
観光列車の旅がお得に！ 右肩上がりの株価にも注目
- 直近1年間のチャート：今回ご紹介する鉄道系銘柄の中で唯一、右肩上がりに株価を伸ばしています。
- 事業内容：在来線は観光列車に強みがあります。他のJR各社に比べて、不動産事業や外食事業の比重が高いのが特徴です。
- 優待権利確定月：3月
- 最低投資金額：約40万円（100株）
【株主優待の内容】
- 1日乗車券：100株以上保有で、1枚もらえます。保有株数に応じて、もらえる枚数が最大3枚まで増加します。
- 長期保有優遇制度：500株以上を3年以上保有すると、割引券が1枚追加でもらえます。
- グループ優待券：2,500円分のグループ優待券がもらえます。JR九州グループのホテルやレストランなどで利用できます。
- 高速船優待券：1枚もらえます。
【利回り】
- 株主優待利回り：0.6%
- 配当利回り：2.3%
- 総合利回り：2.9%
【おすすめポイント】
- 九州エリアの旅行に便利：新幹線や特急列車を利用する際に、お得に旅行できます。
- JR九州グループの様々なサービスで優待を受けられる：旅行中のあらゆるシーンで活用できます。
- 株価が右肩上がりで成長している：株主優待と合わせて、値上がり益も期待できます。
【注意点】
- 他のJR各社と比べて、優待内容がやや見劣りする点は否めません。
【船舶会社編】船旅で優雅な時間を！おすすめ株主優待3選
最後に、船舶会社の株主優待をご紹介します。
船舶会社の株主優待では、フェリーやクルーズ船の割引を受けられます。
いつもと一味違う船旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。
1. 東海汽船【証券コード：9173】
伊豆諸島への旅行や日帰りレジャーに！ 年間20枚の割引券がもらえる！
- 直近1年間のチャート：鉄道系銘柄とは対照的に、この1年間で大きく株価を上昇させています。
- 事業内容：伊豆諸島への観光や生活航路などを中心に事業を展開しています。
- 優待権利確定月：6月、12月
- 最低投資金額：約26万円（100株）
【株主優待の内容】
- 35%割引券：100株保有で年2回、10枚ずつもらえます。7月と8月は25％割引になります。
- 株主サービス券：大島にある温泉ホテルの割引券やバスの割引券などがあります。
【利回り】
- 株主優待利回り：0%
- 配当利回り：0%
- 総合利回り：0%
【おすすめポイント】
- 伊豆諸島への旅行や日帰りレジャーに最適：東京湾納涼船など、様々な航路で利用できます。
- 年間20枚の割引券がもらえる：家族や友人とシェアして利用することもできます。
- 株主サービス券も充実：旅行先でもお得に過ごせます。
【注意点】
- 割引率が7月と8月は25%に下がる点には注意が必要です。
2. 商船三井【証券コード：9104】
豪華客船「にっぽん丸」の旅をお得に！ カタログギフトも魅力
- 直近1年間のチャート：比較的安定した値動きを見せています。
- 事業内容：海運会社としては国内2位の総合輸送企業です。タンカー船、コンテナ船、自動車船など、多様な船舶を展開しています。
- 優待権利確定月：3月、9月
- 最低投資金額：約49万円（100株）
【株主優待の内容】
- 「にっぽん丸」クルーズ割引券（10%割引）：100株保有で年2回、2枚ずつもらえます。1人2枚まで利用可能です。
- 長期保有優遇制度：300株を2年以上保有すると、3,000円分のカタログギフトがもらえます。
- 9月権利確定分限定特典：クルーズ割引券2枚に加えて、「さんふらわあ」で使える5,000円分の割引券が1枚もらえます。
【利回り】
- 株主優待利回り：0%
- 配当利回り：5.6%
- 総合利回り：5.6%
【おすすめポイント】
- 「にっぽん丸」で優雅な船旅を楽しめる：非日常的な空間で、特別な時間を過ごせます。
- 食事やイベントも充実している：船内では、食事やイベントなども楽しめます。
- 長期保有優遇制度あり：300株を2年以上保有すると、カタログギフトがもらえます。
【注意点】
- クルーズ旅行は日程調整が難しい場合がある点には注意が必要です。
3. 日本郵船【証券コード：9101】
安定配当が魅力！ 豪華客船「飛鳥Ⅱ」の割引も
- 直近1年間のチャート：緩やかに株価を上昇させています。
- 事業内容：海運事業で国内首位の企業です。総合物流事業を中心に、エネルギー輸送事業なども展開しています。
- 優待権利確定月：3月
- 最低投資金額：約50万円（100株）
【株主優待の内容】
- 「飛鳥Ⅱ」クルーズ割引券（10%割引）：100株保有で、3枚もらえます。
【利回り】
- 株主優待利回り：0%
- 配当利回り：5.1%
- 総合利回り：5.1%
【おすすめポイント】
- 「飛鳥Ⅱ」でラグジュアリーな船旅を楽しめる：ワンランク上の船旅を体験したい方におすすめです。
- 安定配当企業：海運業界は収益の増減が激しいですが、日本郵船は安定した配当実績があります。
【注意点】
- 優待内容が「飛鳥Ⅱ」の割引券のみと、やや物足りなさを感じるかもしれません。
まとめ｜自分にぴったりの交通系株主優待を見つけて、お得に旅行を楽しもう！
今回は、旅行好きにおすすめの交通系株主優待を10銘柄ご紹介しました。
航空会社、鉄道会社、船舶会社と、様々な企業が株主優待を提供しており、それぞれに魅力的な優待内容が用意されています。
本記事を参考にして、ぜひ自分にぴったりの交通系株主優待を見つけて、お得に旅行を楽しんでください！
【番外編】株主優待以外にも！旅費を節約するヒント
せっかく株主優待でお得に旅行するなら、旅費全体を節約したいですよね。
そこで、株主優待以外にも、旅費を節約できるヒントを3つご紹介します。
- 旅行予約サイトやアプリのクーポンを活用する楽天トラベルやじゃらんなどの旅行予約サイトでは、定期的にクーポンを発行しています。これらのクーポンを利用すれば、宿泊費や航空券などを割引価格で予約できます。
- 早割や直前割を利用する航空券や新幹線、宿泊施設などは、早めに予約すると割引になる「早割」が設定されている場合があります。逆に、旅行直前まで予約がない場合に割引になる「直前割」を設定している場合もあります。旅行の日程が決まっている場合は、こまめに料金をチェックして、お得なプランを探してみましょう。
- 観光スポットの割引クーポンを探す観光施設の公式サイトや、観光案内所などで割引クーポンを配布している場合があります。事前にチェックしておけば、入場料を節約できます。
これらの節約術と株主優待を組み合わせることで、さらにお得に旅行を楽しむことができます。
ぜひ、色々な方法を試してみてくださいね。
選ばれてNo.1