「新NISAって早く満額にした方がいいって聞くけど、本当?」
「投資初心者なのに、そんなに早く投資して大丈夫…?」
そんな不安を抱えているあなたへ。
この記事では、投資歴17年、総資産2.5億円超えの投資家ナスビが、新NISAを最速で満額にするべき理由を、50年間のS&P500のデータをもとに徹底解説します。
この記事を読めば、新NISAで損をしないための投資戦略が分かり、あなたも自信を持って資産形成を始められます。
ぜひ最後まで読んで、新NISAを最大限に活用しましょう!
なぜ新NISAは早く満額にした方がいいのか?
結論から言うと、新NISAは早く満額にした方が、長期的なリターンが大きくなる確率が高いからです。
その理由は、以下の3つ。
- 株価は長期的に見ると右肩上がり傾向にあるから
- 投資期間が長くなるほど、複利効果が期待できるから
- 早く投資を始めることで、投資経験を積むことができるから
「でも、投資初心者だし、いきなりまとまったお金を投資するのは怖い…」
そう感じる方もいるかもしれません。しかし、新NISAには、投資初心者でも安心して投資できる制度設計がされています。
新NISAとは?
新NISAとは、2種類の投資枠を使って非課税で投資できる制度です。
- つみたて投資枠:毎月コツコツ積み立てたい方におすすめ。年間120万円まで積立投資が可能。
- 成長投資枠:まとまった資金で積極的に投資に挑戦したい方におすすめ。年間240万円まで投資可能。
2種類の投資枠の合計は年間360万円、生涯で1,800万円まで投資できます。そして、運用益が非課税になる期間は無期限です。
つまり、新NISAを活用すれば、長期的な資産形成を有利に進めることができるのです。
投資のプロが50年間のS&P500データを分析!
「本当に早く満額にした方がいいの? 暴落が怖いんだけど…」
そんな不安を抱えている方もいるでしょう。そこで、過去50年間のS&P500のデータを分析し、新NISAを満額にするのに最適な期間を検証しました。
S&P500とは?
S&P500とは、アメリカの代表的な株価指数のこと。アメリカの主要500社の株式の値動きを表しています。
S&P500は、過去50年間で約7%の平均リターンを生み出してきました。つまり、100万円を投資すると、1年後には平均107万円になる計算です。
検証結果:新NISAは5年で満額にするのがベスト!
検証の結果、新NISAは5年で満額にするのが最も効率的という結果が出ました。
具体的には、以下の4つのパターンで比較しました。
- 5年満額:毎年360万円ずつ投資し、5年間で満額(1,800万円)にする
- 7.5年満額:毎年240万円ずつ投資し、7.5年間で満額にする
- 10年満額:毎年180万円ずつ投資し、10年間で満額にする
- 15年満額:毎年120万円ずつ投資し、15年間で満額にする
その結果、ほとんどのケースで「5年満額」が最も資産が増えるという結果になりました。
開始年 | 5年満額 | 7.5年満額 | 10年満額 | 15年満額 |
1995年 | 1億5,474万円 | 1億4,000万円 | 1億3,562万円 | 1億2,336万円 |
1996年 | 1億2,796万円 | 1億2,800万円 | 1億2,196万円 | 1億1,354万円 |
1997年 | 1億1,127万円 | 1億1,174万円 | 1億1,135万円 | 1億654万円 |
1998年 | 1億1,358万円 | 1億1,140万円 | 1億8万円 | 1億13万円 |
1999年 | 1億1,142万円 | 1億879万円 | 1億675万円 | 824万円 |
※上記はあくまでシミュレーション結果であり、将来の投資成果を保証するものではありません。
なぜ5年満額が有利なのか?
5年満額が有利な理由は、以下の2つです。
- 早く投資を始めることで、上昇トレンドの恩恵を受けやすくなるから
- 投資期間が長くなるほど、複利効果が大きくなるから
株価は常に変動していますが、長期的に見ると上昇トレンドを描くことが多いです。
早く投資を始めることで、この上昇トレンドの恩恵をより長く受けることができるため、結果的に資産が増えやすくなります。
また、投資で得られた利益を再び投資に回すことで、雪だるま式に資産が増えていく複利効果も期待できます。
投資期間が長くなるほど、この複利効果は大きくなるため、早く投資を始めて、長期間運用することが重要なのです。
10年以上かけて満額にするのはNG?
「10年以上かけて満額にするのはダメなの?」
結論から言うと、10年以上かけて満額にするのはあまりおすすめできません。
なぜなら、投資期間が長くなればなるほど、機会損失のリスクが高まるからです。
機会損失とは、「あの時投資を始めていれば…」と後悔すること。
例えば、投資を1年遅らせるだけで、確率的に年率7%〜9%のリターンを失う可能性があります。
もちろん、将来のことは誰にも分かりません。しかし、「10年間株価が低迷する」よりも、「株価が上昇トレンドを続ける」確率の方が高いと言えるでしょう。
「将来のことは分からないけど、少しでも損失を抑えたい…」
そう考えるのであれば、新NISAは5年で満額にするのが最適解と言えるでしょう。
新NISAを5年で満額にするための方法
「よし、新NISAを5年で満額にするぞ! でも、具体的にどうすればいいの…?」
そう思ったあなたへ。新NISAを5年で満額にするための、具体的な方法を3ステップで解説します。
ステップ1:年間360万円を捻出する方法を考える
新NISAを5年で満額にするためには、毎年360万円の投資資金が必要です。
まずは、毎月の収入と支出を把握し、年間360万円を捻出できるかどうかを確認しましょう。
もし、現在の収入では難しい場合は、以下の方法を検討してみましょう。
- 固定費の見直し:スマホ代や保険料など、毎月必ずかかる費用を見直してみましょう。
- 支出の削減:無駄な出費がないか、家計簿などを活用して確認してみましょう。
- 収入アップ:副業や転職活動など、収入を増やす方法を検討してみましょう。
ステップ2:投資する商品を決める
投資資金を準備できたら、次は投資する商品を決めましょう。
新NISAでは、幅広い商品に投資することができます。
- 株式:個別株や投資信託など
- 債券:国債や社債など
- 投資信託:株式や債券などを組み合わせた金融商品
投資初心者の方には、投資信託がおすすめです。
投資信託は、プロが運用してくれるため、投資の知識や経験がなくても始めやすいというメリットがあります。
ステップ3:証券会社で口座開設&積立設定をする
投資する商品が決まったら、証券会社で口座開設を行いましょう。
近年では、ネット証券を中心に、手数料が無料の証券会社が増えています。
口座開設が完了したら、積立設定を行いましょう。
積立設定をしておくことで、毎月自動的に投資を行うことができます。
新NISA満額後はどうする?
「新NISAを満額にした後は、どうすればいいの?」
新NISA満額後は、以下の2つの選択肢があります。
- 特定口座で積立投資を継続する
- 投資をやめて、お金を使う
どちらの選択肢が良いかは、あなたのライフプランや投資目標によって異なります。
選択肢1:特定口座で積立投資を継続する
引き続き資産を増やしたい場合は、特定口座で積立投資を継続する方法があります。
特定口座とは、株式や投資信託などの売買益や配当金にかかる税金が軽減される口座のこと。
新NISAと異なり、投資枠や非課税期間に制限はありません。
【新NISAで初年度に360万円を一括投資する方法を徹底解説!積立投資枠も満額投資できるってホント?】
選択肢2:投資をやめて、お金を使う
「ある程度資産が貯まったから、投資をやめて、お金を使いたい」
そう考える方もいるでしょう。
投資はあくまで手段であり、目的ではありません。
もし、あなたが「海外旅行に行きたい」「車を買いたい」などの夢を持っているなら、投資をやめて、その夢を叶えるためにお金を使うのも良いでしょう。
まとめ|新NISAは長期的な資産形成の強力なツール!
この記事では、新NISAを最速で満額にするべき理由を解説しました。
新NISAは、投資初心者でも始めやすく、長期的な資産形成に最適な制度です。
ぜひこの記事を参考に、あなたも新NISAを活用して、豊かな未来を手に入れてください!