「新NISA、早く始めないと損するってホント？」
そんな疑問をお持ちのあなたへ。
今回は、誰もが気になる “新NISAを始めるタイミング” について、有名な “ジャックとジルの話” を新NISAバージョンにアレンジして解説します！
さらに、投資の神様ウォーレン・バフェット からも学べる、時間と複利の関係 についても深掘り。
この記事を読めば、新NISAの枠を最速で埋めたくなること間違いなしです。ぜひ最後までお付き合いください！
投資初心者のための新NISA超特急解説！
まずは、今回の話で非常に重要な “新NISA” について、超特急でおさらいしましょう！
新NISAは、“投資で得た利益が非課税になる” という、とってもお得な制度です。
具体的には、以下のような特徴があります。
【新NISAの4大特徴】
- 非課税期間が無期限！ → これまでのように、非課税期間を気にする必要はなくなりました！
- 投資可能期間が無期限！ → 少額投資でも、コツコツと長く続けることができます。
- 積み立て投資枠と成長投資枠を併用可能！ → 自分の投資スタイルに合わせて、自由に使い分けられます。
- 投資可能枠が再利用可能！ → より多くの資金を、非課税で運用できます！
今回の話では、主に “毎月10万円を積み立て投資する” という設定で進めていきます。
【新NISA版】ジャックとジルの投資話、開幕！
それでは早速、新NISAバージョンにアレンジした “ジャックとジルの投資話” を始めましょう！
物語を通して、“新NISAをいつから始めるべきなのか” を、体感してみてください。
登場人物は、日本のどこにでもいる (かもしれない) 2人の若者、ジャックとジル。
2人は幼い頃から、投資好きの両親の影響で、「大きくなったらNISAを使う」 と決めていました。
ジャック、18歳で投資デビュー！
高校卒業後、寿司職人になる夢に向かって、寿司屋で働き始めたジャック。
実家を出て間もなく、両親から “ジュニアNISA” で資産運用をしていたことを聞かされます。
なんと、 15年間で元本100万円が200万円に！
「お金がお金を生み出す」という事実に衝撃を受けたジャックは、すぐに “新NISA” での投資を決意します。
英語が堪能なジャックは、インバウンド客の多い寿司屋で、持ち前のコミュニケーション能力を発揮し、たちまち人気者に。
給料をもらうたびに、コツコツと貯金に励み、毎月10万円 を S&P500連動の低コスト投資信託 に投資し始めました。
ジル、大学院卒業後に投資開始！
一方、医学部を卒業後、大学院に進学したジル。
26歳で晴れて医師となり、大学病院で勤務を開始します。
ジルもまた、両親から 「日本でお金に困らない人生を送るならNISAを活用するべき」 と教えられて育ちました。
そこで、医師として働き始めたのを機に、ジャックと同じく、毎月10万円 を S&P500連動の低コスト投資信託 に投資することを決意します。
40歳、それぞれの投資状況は…？
40歳になったジャックとジルは、久しぶりに旅行へ。
お互いの近況報告も兼ねて、NISAの運用状況を共有することにしました。
【ジャック（40歳時点の運用成績）】
- 投資開始年齢：18歳
- 投資期間：22年
- 年率リターン（想定）：7％
- 投資元本：180万円（32歳で新NISA枠を満額達成）
- 投資利益：319万円
- 資産総額：約499万円
なんとジャックは、32歳で 新NISA枠（当時）180万円 を達成して以降、 投資は一切していません！
それでも、 約500万円 もの資産を築くことができています。
【ジル（40歳時点の運用成績）】
- 投資開始年齢：26歳
- 投資期間：14年
- 年率リターン（想定）：7％
- 投資元本：168万円
- 投資利益：111万円
- 資産総額：約279万円
一方のジルは、着実に資産を増やしているものの、ジャックには及ばない状況です。
50歳、試練の時！それでも投資は続ける？
50歳を迎えたジャックとジルは、大型バイクでツーリングへ。
相変わらず、NISAの運用状況についても情報共有します。
【ジャック（50歳時点の運用成績）】
- 投資開始年齢：18歳
- 投資期間：32年
- 年率リターン（想定）：7％
- 投資元本：180万円
- 投資利益：812万円
- 資産総額：約992万円
32歳以降、投資はしていないジャックですが、資産は 約1億円 に到達しようとしています。
【ジル（50歳時点の運用成績）】
- 投資開始年齢：26歳
- 投資期間：24年
- 年率リターン（想定）：7％
- 投資元本：288万円（41歳で新NISA枠を満額達成）
- 投資利益：432万円
- 資産総額：約720万円
ジルは、41歳で新NISA枠を満額達成後も、特定口座で投資を継続。
しかし、資産額ではまだまだジャックに追いつけません。
この頃、2人はそれぞれ仕事で大きな試練を迎えていました。
ジャックは、経営していた寿司屋の拡大が裏目に出てしまい、事業縮小を余儀なくされます。
ジルも、勤務先の病院の経営が悪化し、苦しい状況に立たされていました。
それでも、2人は 「NISAで運用しているお金が、老後の安心に繋がる」 と信じて、諦めずに働き続けました。
そして、65歳での再会を約束します。
65歳、ついに迎えた老後！気になる結果は…？
65歳になったジャックとジルは、お互いの地元へ。
長年積み立ててきたNISAの運用結果は、一体どうなったのでしょうか…？
【ジャック（65歳時点の運用成績）】
- 投資開始年齢：18歳
- 投資期間：47年
- 年率リターン（想定）：7％
- 投資元本：180万円
- 投資利益：2億5,313万円
- 資産総額：約2億7,113万円！
【ジル（65歳時点の運用成績）】
- 投資開始年齢：26歳
- 投資期間：39年
- 年率リターン（想定）：7％
- 投資元本：468万円
- 投資利益：1億8,302万円
- 資産総額：約2億2,982万円
なんと、投資を早く始めたジャックは、 約2億7,000万円 もの資産を築き上げていました！
一方、コツコツと投資を続けたジルも、 約2億3,000万円 と、大台の2億円を超えています。
【結果】
- ジャック：約2億7,113万円
- ジル：約2億2,982万円
約400万円の差 で、ジャックの勝利！
さらに、ジルは新NISA枠を超えた分は、特定口座で運用していたため、売却時に約20％の税金がかかります。
そのため実際には、資産額の差はさらに広がる ことになります。
なぜジャックが勝てたのか？その理由を徹底解説！
「え、なんで？！」
そう思った方も多いのではないでしょうか？
ジルはジャックよりも 投資元本が2.6倍 も多く、積立投資期間も2.6倍 長かったにも関わらず、結果はジャックの勝利。
なぜこのようなことが起こったのでしょうか？
その理由は、「複利」 と 「時間」 にあります。
複利とは？雪だるま式に資産が増える仕組み
「複利」 とは、 “利息が元本に組み込まれ、さらに利息を生み出す” 仕組みのこと。
雪だるま式に資産が増えていくため、 “人類最大の発明” とも言われています。
今回のケースで見てみましょう。
ジャックは、18歳から投資を始め、32歳で投資をやめています。
つまり、 投資期間は14年間 。
一方、ジルは26歳から投資を始め、65歳まで 39年間 も投資を続けています。
投資期間だけ見ると、ジルのほうが 約3倍 も長いことになります。
しかし、ジャックは投資期間こそ短いものの、 “投資を始めた時期が早かった” という点で、ジルよりも有利でした。
投資の世界では、 “早く始めるほど、複利の効果をより長く享受できる” という鉄則があります。
ジャックは、10代という早い段階から投資を始めたことで、 複利の効果を最大限に活かすことができた のです。
時間は投資家最大の武器！
今回の話では、年率リターンを7％と仮定していますが、実際には、市場の動きによってリターンは変動します。
しかし、それでも “長期投資が有利である” という事実は変わりません。
なぜなら、長期的に見れば、市場は常に成長を続けているからです。
短期的な値動きにとらわれず、長期的な視点で投資を続けること が、資産形成において最も重要なことと言えるでしょう。
【要注意】最速で新NISA枠を埋める際の注意点
「よし！私もジャックみたいに、すぐにでも新NISAの枠を埋めよう！」
そう思った人もいるかもしれません。
しかし、 “新NISAの枠を最速で埋める” ことばかりに気を取られて、 “大切なこと” を見落してはいませんか？
ここでは、新NISAで積立投資をする際に、注意すべきポイントを2つ解説します。
注意点① 50代・60代でも遅くない？老後資金にも有効活用！
「もう50代だし…」「60代からじゃ遅いよね…」
そんな風に思っていませんか？
確かに、投資は早く始めるほど有利ですが、だからといって、 “50代・60代からでは遅い” というわけではありません。
なぜなら、新NISAには、 “老後資金の準備” にも活用できる可能性が秘められているからです。
例えば、60歳から毎月5万円を10年間、合計600万円をS&P500や全世界株式に投資し、年率5％で運用できたとします。
すると、10年後には 約771万円 になります。
ここからが重要です！
771万円を “一括” で取り崩してしまうのではなく、 “毎月5万円ずつ” 取り崩していくと、なんと 20年間 も受け取ることができます。
つまり、 元本600万円に対して、1,200万円の効果 が得られる計算に！
投資期間と運用期間を合わせると、元本の2倍の効果 が期待できます。
このように、新NISAは、老後資金の準備にも有効活用できる制度なのです。
ただし、投資にはリスクがつきもの。
生活防衛資金とは別に、余裕資金で行う ようにしましょう。
注意点② 一括投資は危険？メリット・デメリットを理解しよう！
「新NISAの枠を最速で埋めるなら、一括投資が最強でしょ！」
確かに、一括投資には、 “複利の効果を最大限に享受できる” という大きなメリットがあります。
特に、右肩上がりに成長する銘柄への投資とは、非常に相性が良いと言えるでしょう。
しかし、一括投資には、以下のような デメリット も存在します。
- 投資直後に暴落するリスクがある
- 精神的な負担が大きい
投資に絶対はありません。
どんなに優秀な投資家でも、 “未来の価格を正確に予測することは不可能” です。
そのため、一括投資をした直後に、市場が暴落してしまうリスクもゼロではありません。
「一括投資した途端、資産が半分に…！」
そんな状況に陥ったら、誰だってパニックになってしまうでしょう。
一括投資をする際は、 “投資資金が減ってしまうリスク” を十分に理解した上で、 “精神的な余裕” を持って行うことが大切です。
投資の神様バフェットも実践！複利の力を最大限に活かす方法
「複利の力はわかったけど、具体的にどうすればいいの…？」
そう思った方もいるのではないでしょうか？
実は、 “複利の力” を最大限に活かしている人物が実在します。
それが、 “投資の神様” の異名を持つ、 ウォーレン・バフェット です。
バフェットが資産を築いた秘訣は“時間”
投資の神様と呼ばれるバフェットですが、彼が資産を築き上げた秘訣は、 “特別な才能やテクニック” ではありません。
バフェット自身が、 「投資で最も重要なのは時間だ」 と語っているように、彼が最も重視しているのは “時間” なのです。
バフェットは、10歳頃から投資を始め、なんと 80年以上 に渡って投資を続けてきました。
そして、彼が所有する投資会社 “バークシャー・ハサウェイ” の株主総会は、毎年世界中から投資家が集まる、一大イベントとなっています。
バフェットは、 “長期投資” と “複利の効果” を最大限に活用することで、巨万の富を築き上げたのです。
バフェットから学ぶ、長期投資の重要性
バフェットの投資スタイルは、一言でいうと “Buy and Hold” 。
つまり、 “優良な銘柄を長期保有し続ける” という、非常にシンプルなものです。
短期的な値動きにとらわれず、腰を据えてじっくりと投資を続けることが、 “複利の効果” を最大限に活かす秘訣と言えるでしょう。
バフェットは、短期的な値動きに一喜一憂するのではなく、 “10年以上保有することを前提に、企業の価値を分析する” ことで知られています。
まとめ｜新NISAは長期投資でさらにお得に！
今回は、新NISAの運用方法について、 “ジャックとジルの投資話” を例に解説しました。
この物語を通して、 “投資は早く始めるほど有利” であり、 “時間と複利の力は偉大である” ということを、ご理解いただけたのではないでしょうか？
新NISAは、 “非課税期間が無期限” になったことで、まさに “長期投資との相性抜群の制度” と言えます。
ぜひこの機会に、新NISAを活用して、 “時間と複利の魔法” を、あなたの資産形成にも役立ててみてください！
※投資は自己責任でお願いいたします。