今回のブログ記事では、S&P10最強投資信託と呼ばれる「トレーズS&P500トップ10インデックス米国株式投資信託」を紹介し、その特徴やメリットをFAANGプラスと比較しながら検証していきます。
この投資信託はNISAの成長投資枠で非課税運用が可能な銘柄として注目を集めています。
以下にその詳細と比較を述べていきます。
S&P10投資信託とは?
特徴
トレーズS&P500トップ10インデックス米国株式投資信託は、その名称の通り、S&P500指数に組み込まれているアメリカ株のうち、時価総額上位の10銘柄で構成されているインデックス連動型の投資信託です。
特徴として、川ヘッジはしないため為替リスクが存在しますが、アメリカのトップ銘柄に投資することで高いリターンを狙います。
構成銘柄
この投資信託の構成銘柄は以下の通りです:
- Microsoft
- Apple
- NVIDIA
- Amazon
- Meta
- Alphabet(クラスA)
- Berkshire Hathaway
- Alphabet(クラスC)
- Tesla
- UnitedHealth
- Johnson & Johnson
- ケビュー(2023年8月にJohnson & Johnsonからスピンオフ)
これらの銘柄は、アメリカの株式市場において時価総額の高い企業ばかりであり、成長性と安定性が期待されます。
運用の仕組み
この投資信託は、構成銘柄の見直しが毎年6月に行われ、リバランスが年4回実施されます。
これにより、株価の変動に応じて投資比率が調整されます。
例えば、株価が上昇した銘柄の投資比率を高くし、株価が下落した銘柄の投資比率を下げる仕組みです。
手数料
購入時の手数料はなく、運用管理費用は年率税込みで0.1%です。
インデックス投資信託としては、EMAXSlimやSBIVシリーズのS&P500やオルカン(全世界株式)の投資信託とほぼ同じ水準であり、特に割高ではありません。
S&P10のパフォーマンス
S&P10投資信託は、S&P500を上回るリターンを出しています。具体的なパフォーマンスは以下の通りです:
- 直近3年の年率平均リターン:S&P10が+15.6%、S&P500が+8.5%
- 直近5年の年率平均リターン:S&P10が+22.7%、S&P500が+13.3%
- 直近10年の年率平均リターン:S&P10が+17.2%、S&P500が+11.8%
これらのデータからもわかるように、S&P10は短期でも長期でもS&P500をアウトパフォームしています。
FANGプラスとの比較
FAANGプラスは、Facebook、Amazon、Apple、Netflix、Google(Alphabet)、Microsoft、NVIDIA、Tesla、Snowflake、Broadcomの10銘柄に均等に投資するインデックスです。
こちらも高いリターンが期待できる投資信託です。
【S&P10徹底解説!最強指数S&P10をナスダック100・FANG+と比較!特徴・リターン・リスク・費用まで徹底分析】
パフォーマンス比較
- 直近1年の年率リターン:S&P10が+41.8%、FAANGプラスが+62%
- 直近3年の年率リターン:S&P10が+15.6%、FAANGプラスが+19.6%
- 直近5年の年率リターン:S&P10が+22.7%、FAANGプラスが+30.9%
FAANGプラスの方がリターンが高いことがわかりますが、これは特に半導体ブームの影響が大きいです。
投資信託の選び方
分散投資の重要性
S&P10は上位10銘柄に集中投資するため、リターンが高い一方でボラティリティも高くなります。
一方、FAANGプラスはハイテク企業に集中投資しており、こちらも高リスク・高リターンの投資信託です。
NISAの活用
NISAを活用することで、投資信託の運用益が非課税となり、長期的な資産形成が期待できます。
特にNISAの成長投資枠を利用することで、非課税運用が可能となります。
自分に合った投資信託を選ぶ
どちらの投資信託が最強かというよりも、自分のリスク許容度や投資目的に応じて選ぶことが重要です。
高リスク・高リターンを求めるならFANGプラス、安定したリターンを求めるならS&P10やS&P500の投資信託を選ぶと良いでしょう。
結論
S&P10投資信託は、アメリカの時価総額上位10銘柄に投資することで高いリターンを狙える一方で、ボラティリティが高いという特徴があります。
一方、FANGプラスも高リターンが期待できる投資信託ですが、特にハイテク銘柄に集中しているため、リスクも高くなります。
自分の投資目的やリスク許容度に応じて、適切な投資信託を選ぶことが重要です。
また、NISAを活用することで非課税運用が可能となり、長期的な資産形成が期待できます。
どちらの投資信託を選ぶにしても、長期的な視点でコツコツと積立て投資を続けることが成功の鍵となります。
今回の記事が、皆さんの投資判断の一助となれば幸いです。コメント欄で皆さんの意見をお聞かせください。そして、今後の投資活動に役立てていただければと思います。