ドルでNISAを始める! 円安時代の資産運用戦略とは?

ナナ

こんにちは。ナナです。
このブログでは、新NISAを使った投資について基本から分かりやすく紹介していきます。
自分の未来は自分で切り開く、その一歩を一緒に踏み出しましょう!

歴史的な円安が進む中、資産を「円」で持ち続けることへの不安を感じている方も多いのではないでしょうか?

従来の資産運用といえば、銀行預金や日本株への投資が主流でした。

しかし、超低金利や円安の影響を受けやすい現状では、将来に向けての資産形成は厳しいと言わざるを得ません。

そこで注目されているのが、「ドルでNISA」という投資戦略です。

円資産だけでなく、為替リスク分散の意味でもドル資産を持つことが重要視されています。

NISAを活用すれば、投資で得た利益が非課税になるため、効率的に資産を増やせる可能性があります。

本記事では、ドルでNISAを始めるメリット・デメリットから具体的な投資方法まで、詳しく解説していきます。

ぜひ最後まで読み進めて、今後の資産運用戦略の参考にしてみてください。

ドルでNISAを始めるとどんなメリットがある?

ドル建てでNISA投資を行うメリットは、主に以下の3つです。

1. 円安メリットを享受できる可能性

NISA口座でドル建て資産に投資する場合、投資対象の価格上昇に加えて、為替差益も期待できます。

例えば、1ドル100円の時に100万円を投資し、5年後に投資対象が1.2倍に値上がりし、円ドルレートが1ドル130円になった場合:

項目円建て投資ドル建て投資
投資金額100万円100万円
5年後の投資対象の価値120万円144万円 (12,000ドル x 120円)
為替差益-24万円
合計120万円168万円

上記はあくまで一例ですが、ドル建て投資を行うことで、円建て投資と比べて大きなリターンを得られる可能性があります。

特に、歴史的に円安傾向が続いていることや、日本の金融政策が緩和方向にあることから、今後も円安が進む可能性は十分に考えられます。

【円安時代のNISA活用術!投資初心者も安心の資産防衛戦略を徹底解説】

2. 分散投資によるリスクヘッジ

投資において、リスク分散は非常に重要です。

日本円だけで資産を保有していると、日本経済の影響を大きく受けます。

一方、ドル建て資産を持つことで、世界経済の成長を取り込み、リスクを分散することができます。

【分散投資の効果例】

2020年3月、新型コロナウイルスの影響で、日経平均株価は大きく下落しました。しかし、同時期にNYダウは比較的堅調に推移しました。これは、米国企業の多くがグローバルに事業展開しており、日本経済の影響を受けにくいためです。

世界経済の不確実性が高まっている現在、資産を「円」と「ドル」に分散して保有することは、安定的な資産運用を実現するために有効な手段と言えるでしょう。

3. 世界の成長企業に投資できる

NISA口座では、米国株や全世界株式に投資できる投資信託など、魅力的な投資商品が数多く存在します。

これらの投資商品を通じて、AppleやGoogleなどの世界的に有名な成長企業に投資することができます。

【世界の成長企業への投資例】

アメリカの代表的な株価指数であるS&P500は、過去10年間で約2.5倍に成長しています。これは、アメリカの経済成長やイノベーションが、株価を押し上げたためです。

世界経済の成長は、新興国の台頭などにより、今後も続くと予想されています。

NISAを活用して世界の成長企業に投資することで、大きなリターンを期待できる可能性があります。

ドルでNISAを始める際の注意点

メリットの多いドル建てNISAですが、注意しておきたい点もいくつかあります。

1. 為替リスクがある

ドル建てNISAでは、投資対象の価格変動リスクに加えて、為替変動リスクも考慮する必要があります。

円高に進むと、投資対象の価格が上昇していても、円換算した際には損失が発生する可能性があります。

【為替リスクの例】

1ドル110円の時に購入した米国株が、1年後に1.1倍に値上がりしたとします。しかし、円高が進み、1ドル100円になった場合、円換算では約1%の損失になってしまいます。

為替リスクを軽減するためには、ドルコスト平均法を活用したり、長期的な視点で投資を行うことが重要です。

2. 手数料などのコストがかかる

NISA口座は非課税ですが、投資信託の購入時や保有時、為替手数料などのコストが発生します。これらのコストは、運用成績に影響を与えるため、事前に確認しておくことが大切です。

【コストの例】

  • 購入時手数料: 投資信託を購入する際に、証券会社に支払う手数料 (無料の場合もある)
  • 信託報酬: 投資信託の運用管理費用として、保有期間に応じて支払う手数料 (年率0.1%~2%程度)
  • 為替手数料: 円をドルに換金する際に、銀行や証券会社に支払う手数料 (1ドルあたり数銭~)

3. 投資対象の選定が重要

NISA口座では、様々な投資商品を選ぶことができます。しかし、投資対象によってリスクやリターンは大きく異なります。

自身の投資目標やリスク許容度に合った投資対象を選ぶことが、成功の鍵と言えるでしょう。

ドルでNISAを始めるには?具体的な投資方法を紹介!

ドルでNISAを始めるには、以下の3つのステップを踏みます。

ステップ1: NISA口座を開設する

まずは、証券会社でNISA口座を開設しましょう。

ネット証券会社であれば、手軽にオンラインで口座開設手続きを行うことができます。

ステップ2: 投資する商品を選ぶ

NISA口座を開設したら、投資する商品を選びましょう。

ドル建てNISAで人気がある投資商品は、以下の通りです。

  • 米国株インデックスファンド: アメリカの代表的な株価指数であるS&P500などに連動し、米国株式市場全体に投資できるため、分散投資に効果的。
  • 全世界株式インデックスファンド: 先進国・新興国を含む、世界中の株式に分散投資できるため、よりリスク分散効果が高い。
  • 米国ETF: 個別銘柄やセクターに投資できるため、自分の投資戦略に合わせて銘柄選択が可能。

ステップ3: 積立投資を設定する

投資商品を選んだら、毎月一定額を積み立てる「積立投資」を設定しましょう。

積立投資は、時間分散効果によってリスクを抑えながら、長期的に安定した資産形成を目指せる投資方法です。

まとめ|ドルでNISAを始めて、将来に備えよう!

今回は、ドルでNISAを始めるメリット・デメリットから具体的な投資方法まで、詳しく解説しました。

円安が懸念される中、ドル建て資産を保有することは、リスクヘッジとして有効です。

また、NISAを活用することで、投資で得た利益を非課税にすることができます。

本記事を参考に、ドルでNISAを始めてみてはいかがでしょうか。

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