2024年金融危機到来!? グレートリセットの可能性と個人投資家が本当にすべきこと

ナナ

こんにちは。ナナです。
このブログでは、新NISAを使った投資について基本から分かりやすく紹介していきます。
自分の未来は自分で切り開く、その一歩を一緒に踏み出しましょう!

「2024年後半、リーマンショックを超える金融危機がやってくる…。」

そんな不穏な噂を耳にする機会が増えました。

専門家の間では「グレートリセット」とも呼ばれ、その影響はリーマンショックの10倍に達するとも言われています。

X (旧Twitter)などを見ても、

  • 「株価が暴落してる…これからどうなるの?」
  • 「日本円の価値は大丈夫なの?対策しないとまずい?」

といった不安の声であふれています。

もしも本当に金融危機が起きたら、私たちの生活はどうなるのでしょうか?

そして、私たち個人投資家はどう備えればいいのでしょうか?

今回は、2024年金融危機の可能性について、過去の金融危機を参考にしながら、具体的な対策までわかりやすく解説していきます。

この記事を読めば、金融危機に対する不安を払拭し、冷静な判断で資産を守ることができます。

ぜひ最後まで読んで、今後の投資戦略に役立ててください。

2024年金融危機の真相| グレートリセットとは?

そもそも「グレートリセット」とは何なのでしょうか?

専門家が危惧しているのは、世界経済に積み重なった歪みが限界に達し、同時多発的に崩壊するシナリオです。

リーマンショックのように、一つの出来事が引き金となって、世界中に連鎖的に危機が広がると予想されています。

そして、その影響はリーマンショックの比ではないとまで言われているのです。

グレートリセットが現実になれば、以下のような事態が想定されます。

  • 世界的な株価大暴落
  • 大規模な企業倒産と失業者の急増
  • 物価高騰(ハイパーインフレ)
  • 通貨価値の暴落
  • 社会不安の増大

まるで映画の世界のような話ですが、決して絵空事ではありません。

では、なぜこれほどまでに深刻な金融危機が予想されているのでしょうか?

その背景には、リーマンショック以降も解決されないまま残されてきた、世界経済の根本的な問題があるのです。

【急激な円高はなぜ?専門家が解説する今後の見通し&投資戦略】

なぜ金融危機は起きるのか? リーマンショックを振り返る

金融危機は、決して突然起こるものではありません。

一見、順調に見えている経済の裏側で、様々な問題が積み重なり、限界に達した時に、まるでダムが決壊するように、一気に危機が表面化するのです。

2008年に起きたリーマンショックを例に、金融危機が起きるメカニズムを見ていきましょう。

1. 住宅バブルとサブプライムローンのリスク

リーマンショック以前のアメリカでは、住宅バブルが起こっていました。住宅価格の高騰により、銀行はこぞって住宅ローンを貸し出していたのです。

中でも、低所得者や信用力の低い人々向けに組まれた「サブプライムローン」と呼ばれる住宅ローンが、爆発的に普及しました。

サブプライムローンは、本来であれば住宅ローンを組むのが難しい層に対しても、比較的簡単に融資を受けられる点が特徴です。しかし、その裏には、金利が高く設定されている、返済が滞った場合のリスクが高いといった問題点がありました。

銀行は、住宅価格が上がり続ける限り、たとえ返済が滞っても、担保である住宅を差し押さえて売却すれば、損失を出さずに済むと考えていました。

しかし、この考え方は、住宅バブルという砂上の楼閣の上に成り立っていた、非常に危険なものでした。

2. サブプライムローンの破綻とリーマンショック

やがて、アメリカの住宅バブルは崩壊します。住宅価格の下落が始まると、サブプライムローンの焦げ付きが急増しました。

担保である住宅の価値が下落し、売却してもローン残高を回収できなくなった銀行は、巨額の損失を抱えることになります。

そして、サブプライムローン関連の金融商品に多額の投資を行っていた、投資銀行のリーマン・ブラザーズが経営破綻に追い込まれました。

リーマン・ブラザーズの破綻は、世界中に衝撃を与えました。金融機関は互いに資金を貸し借りする関係にあり、リーマン・ブラザーズの破綻は、連鎖的に他の金融機関の経営危機を引き起こしたのです。

こうして世界同時不況とも言える、リーマンショックが引き起こされたのです。

2024年現在| リーマンショックの再来、そして「グレートリセット」へ

リーマンショックから15年以上が経過しましたが、世界経済は再び危機に瀕しています。

そして、その状況は、リーマンショック時よりも深刻であると多くの専門家が指摘しています。

1. 世界経済に山積するリスク

リーマンショック後、各国政府は、大規模な金融緩和や財政出動を行い、世界経済の立て直しを図ってきました。

しかし、これらの政策は、根本的な問題解決には至らず、むしろ新たな問題を生み出してしまったと言えます。

  • アメリカの巨額債務問題:
    リーマンショック後の景気対策やコロナ禍での経済対策により、アメリカの国債発行残高は、過去最高レベルにまで膨れ上がっています。このままでは、アメリカの財政破綻が現実味を帯びてくる可能性も否定できません。
  • 世界的なインフレの加速:
    ロシア・ウクライナ紛争やコロナ禍によるサプライチェーンの混乱、世界的な金融緩和によるお金の価値の下落などにより、世界中でインフレが加速しています。
  • 歴史的な高水準にある金利:
    インフレ抑制のために、アメリカの中央銀行であるFRB(連邦準備制度理事会)は、政策金利の引き上げを続けています。
  • 世界的な株高とバブル崩壊の懸念:
    リーマンショック後、世界的に株価は上昇を続け、バブル状態にあるとの指摘もあります。歴史的な金融緩和や低金利政策により、市場にお金が溢れ、株価が上昇しやすい状況が続いてきました。しかし、金利上昇や景気後退懸念などにより、株価は調整局面を迎える可能性も十分に考えられます。

これらの問題は、複雑に絡み合い、世界経済の先行きを不透明なものにしています。

2. 「グレートリセット」は本当に起こるのか?

「グレートリセット」がいつ、どのような形で起こるのかは、誰にも予測することはできません。

しかし、リーマンショックよりも深刻な金融危機が起こる可能性は、決して低くありません。

私たち個人投資家は、「まさか」という事態に備え、冷静な判断と適切な行動をとる準備をしておく必要があるでしょう。

グレートリセットが起こったらどうなる? 私たちの生活への影響は?

「グレートリセット」は、決して他人事ではありません。

もしも本当に起きた場合、私たちの生活にも大きな影響が及ぶ可能性があります。

具体的には、以下のようなことが考えられます。

  • 株価大暴落による資産価値の減少:
    グレートリセットにより株価が暴落した場合、株式投資を行っている人は、大きな損失を被る可能性があります。
  • 雇用悪化と収入減:
    企業業績の悪化により、解雇や賃金カットが行われ、多くの人が職を失ったり、収入が減ったりする可能性があります。
  • 物価高騰による生活費の増加:
    ハイパーインフレが発生した場合、食料品や日用品などの価格が急騰し、生活費が大幅に増加する可能性があります。
  • 預金封鎖や通貨切り下げのリスク:
    国家財政が破綻した場合、預金封鎖や通貨切り下げが行われ、預金や現金の価値が失われる可能性があります。

これらの影響は、私たちの生活の基盤を揺るがす可能性があります。「まさか」が起きる前に、しっかりと備えをしておくことが重要です。

グレートリセットに備える! 個人投資家ができることとは?

では、私たち個人投資家は、グレートリセットに備えて、具体的にどのような対策をとれば良いのでしょうか?

重要なのは、「不安に煽られて、感情的な行動を取らないこと」です。

金融危機が起きると、人は冷静さを失い、誤った判断をしてしまいがちです。

「冷静さを保ち、状況を客観的に判断する」

これが、あなたの大切な資産を守るために、最も重要なことです。

具体的な対策としては、以下の3つが挙げられます。

1. 情報収集: 正しい情報を見極める

金融危機に関する情報は、玉石混交です。

  • テレビや新聞などのメディア
  • インターネット上のニュースサイトやブログ
  • SNSでの投稿

など、様々な情報源がありますが、中には、不安を煽るような情報や、根拠のない噂話も少なくありません。

大切なのは、**「情報源の信頼性を確認すること」**です。

  • その情報はどこから発信されているのか?
  • 情報源は信頼できる機関や専門家なのか?
  • 情報の裏付けは取れているのか?

などを確認し、鵜呑みにせず、自分の頭で考えるようにしましょう。

2. 資産の分散: 「卵を一つのカゴに入れない」

「資産の分散」は、投資の基本中の基本です。

金融危機のような不測の事態に備え、リスクを分散しておくことが重要です。

具体的には、以下のような方法があります。

  • 投資対象の分散:
    株式、債券、不動産、金(ゴールド)、コモディティなど、複数の資産クラスに投資しましょう。
  • 通貨の分散:
    日本円だけでなく、米ドルやユーロなど、複数の通貨で資産を保有しましょう。
  • 地域の分散:
    日本だけでなく、アメリカや新興国など、複数の地域に投資しましょう。
  • 時間の分散:
    一度にまとめて投資するのではなく、時間をかけて分散して投資しましょう(積立投資)。

「卵を一つのカゴに入れない」という格言の通り、複数のカゴに卵を分けておけば、一つのカゴを落としてしまっても、全ての卵が割れてしまうリスクを減らすことができます。

3. 現金比率の見直し: いざという時の備え

金融危機が発生すると、株価が暴落したり、不動産価格が下落したりする可能性があります。

そのような状況下では、現金の価値が相対的に高まります。

いざという時に備え、ある程度の現金を保有しておくことも重要です。

ただし、必要以上に現金を保有しておくことは、機会損失に繋がります。

投資目標やリスク許容度などを考慮し、適切な現金比率を検討しましょう。

まとめ| 大切なのは「冷静な判断」と「長期的な視点」

2024年後半に「グレートリセット」が起こるかどうかは、誰にも断言できません。

しかし、世界経済が不安定な状況にあることは間違いありません。

大切なのは、「不安に煽られて、感情的な行動を取らないこと」です。

金融危機に関する情報に惑わされず、冷静に状況を判断し、適切な対策を講じることが重要です。

  • 情報収集:
    信頼できる情報源から、正確な情報を入手しましょう。
  • 資産の分散:
    リスクを分散し、ポートフォリオ全体のリスクを抑えましょう。
  • 現金比率の見直し:
    いざという時に備え、適切な現金比率を確保しましょう。

そして、忘れてはならないのは、**「長期的な視点」**です。

金融危機は、一時的なものです。

歴史的に見ても、金融危機の後には、必ず回復の時期が訪れています。

目先の値動きに一喜一憂せず、長期的な視点で投資を続けることが、結果的に資産を増やすことに繋がります。

このブログでは、投資家の皆さんが冷静な判断を下せるよう、今後も有益な情報を発信していきます。

みなさまに選ばれてNo.1

-NISAの基本と活用