日本の10年国債利回りとは?基本を解説

ナナ

こんにちは。ナナです。
このブログでは、新NISAを使った投資について基本から分かりやすく紹介していきます。
自分の未来は自分で切り開く、その一歩を一緒に踏み出しましょう!

そもそも「10年国債」とは何?

「10年国債」とは、日本政府が発行する償還期間が10年の国債です。政府が資金調達のために発行し、投資家は国にお金を貸す形になります。10年後に元本が返ってくるとともに、定期的に利息(クーポン)が支払われるのが特徴です。

利回りの意味と計算方法

利回りとは、投資金額に対してどれだけの利益が得られるかを示す指標です。国債では、
【利回り = 年間利息 ÷ 国債購入価格】
で計算されます。

たとえば、年利0.5%の10年国債を100万円購入した場合、毎年5,000円の利息が得られます。

日本の10年国債利回りの最新動向(2025年時点)

2025年現在、日本の10年国債利回りは0.85%前後で推移しています。これは、日銀の金融政策修正や世界的な金利上昇の影響が反映された数字です。数年前まではマイナス金利政策の影響で0%付近を推移していましたが、今後の金融正常化に伴い上昇傾向にあります。


日本の10年国債利回りが注目される理由

なぜ投資家・メディアが注目するのか?

10年国債利回りは**「長期金利の指標」**として使われます。
住宅ローンや企業の借入金利にも影響を与えるため、経済ニュースで頻繁に報道されます。

日銀政策・金利政策との関係

日本銀行は長らく**「イールドカーブ・コントロール(YCC)」という政策で長期金利を操作してきました。しかし、世界的な金利上昇を受け、日銀も許容範囲を拡大**。これにより、利回りは徐々に上昇しています。

国債利回りと住宅ローン金利の関係

住宅ローンの固定金利型は、10年国債利回りに連動します。利回りが上がると住宅ローン金利も上がり、住宅購入コストが増えるため、家計にも大きな影響を与えます。

10年国債の利回りを投資に活用する方法

個人で国債を買う方法

個人が国債を買うには、銀行・証券会社の窓口やネット証券を通じて購入します。特に「個人向け国債(変動10年)」は1万円から購入可能で、利率は10年国債の利回りに連動します。

投資信託・ETFでの間接投資

直接国債を買わずとも、国債に投資する投資信託やETFで間接的に投資が可能です。これらの商品は分散投資ができ、プロに運用を任せられる点が魅力です。

高利回り狙いの他商品との比較

国債は「安全資産」とされますが、株式や外貨建て債券に比べて利回りは低めです。
👉 「資産の一部を安全資産に置く」という役割としての利用が基本です。


10年国債の利回りに関するよくある質問(FAQ)

今後利回りは上がる?下がる?

専門家の見解では、「緩やかに上昇傾向」という予測が多いです。ただし、景気後退や日銀の金融緩和強化があれば再び低下する可能性もあります。

初心者が買っても安全?

国債は「日本国が破綻しない限り返済される」ため、安全性の高い投資先といえます。
ただし、インフレによる実質価値の減少リスクには注意が必要です。

途中解約はできる?

個人向け国債(変動10年)は1年経過後なら中途換金可能です。中途換金には直前2回分の利息が差し引かれるので、注意が必要です。

私の体験談|実際に10年国債を買ってみた感想

購入のきっかけ

私は「預金では増えない時代」に不安を感じ、少しでも増やせる手段として10年国債に興味を持ちました。銀行で相談し、最初は個人向け国債(変動10年)を50万円購入

購入から満期までの流れ

毎年数千円ずつ利息が振り込まれることに安心感を覚えました。「少ないけれど確実にお金が増える」経験が得られ、満期時には元本も返還されました。

利回り・利益はどうだった?

購入当時の利回りは0.05%と低かったですが、「安心料」と考えれば納得できました。
もし今から購入するなら、利回り上昇局面での購入がベターだと感じます。

10年国債投資のメリット・デメリット

メリット:元本保証・安全資産

  • 日本国の信用で元本保証
  • 年2回の利息
  • 金融ショック時の「資産の避難先」

デメリット:インフレリスク・機会損失

  • インフレで実質価値が減少
  • 株式や不動産など他資産に比べリターンが小さい
  • 金利上昇局面では価格が下落するリスク

どんな人に向いている?

  • 「大きく増やす」より「守る」人
  • 退職金の一部運用
  • 子どもの教育資金の保全用

まとめ|10年国債の利回りを理解して賢く投資しよう

10年国債は、「安全性」と「確実性」を重視する投資家に適した資産です。利回りの動向をチェックしつつ、自分の資産配分に合わせて賢く活用しましょう。

投資信託やETFで国債を間接的に持つのも一つの方法」。金融機関の相談窓口やネット証券の情報も活用し、自分に合った方法を選んでください。


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