2024年から始まった新しいNISA制度(新NISA)。
非課税投資枠の拡大や非課税期間の無期限化など、資産形成を始める絶好の機会です。
そんな新NISAで、投資対象として注目を集めているのが「S&P500」です。
アメリカを代表する500社の株式で構成されるS&P500は、長期的に安定した成長を続けており、多くの投資家から支持を得ています。
この記事では、新NISAでS&P500がなぜ人気なのか、その理由を徹底解説!S&P500への投資方法や具体的な投資戦略、そして注意点まで、図表を交えながら分かりやすく解説していきます。
S&P500とは?米国経済の成長を象徴する株価指数
S&P500とは、Standard & Poor's 500の略称で、アメリカの代表的な株価指数のひとつです。
ニューヨーク証券取引所やNASDAQに上場している、時価総額上位500社の株式で構成されており、アメリカ経済全体のパフォーマンスを反映する指標として、世界中で広く利用されています。
【S&P500:主な構成銘柄】
企業名 | セクター | 時価総額(兆ドル) |
アップル | 情報技術 | 2.77 |
マイクロソフト | 情報技術 | 2.46 |
アマゾン・ドット・コム | 消費 discretionary | 1.36 |
アルファベット(Google) | 情報技術 | 1.18 |
テスラ | 消費 discretionary | 0.87 |
※2023年12月末時点
新NISAでS&P500が人気を集める理由:5つのポイントを解説
新NISAで投資対象としてS&P500が選ばれるのには、大きく分けて5つの理由があります。
長期的に安定した成長!右肩上がりの歴史
S&P500は、過去数十年にわたり、右肩上がりの成長を続けてきました。
もちろん、短期的に見ると、リーマンショックやコロナショックのような暴落に見舞われることもありますが、長期的な視点で見れば、着実に成長を続けていることが分かります。
【S&P500:過去30年間の推移】
米国経済の成長力!世界のリーダーであり続ける
アメリカは、世界最大の経済大国であり、今後もその地位を維持していくことが予想されます。
S&P500に投資することは、アメリカ経済の成長力に投資することと同義であり、長期的なリターンが期待できる投資先と言えるでしょう。
【米国経済:成長の源泉】
- 世界をリードするイノベーション: Google、Apple、Amazonなど、世界をリードする革新的な企業を多数輩出しています。
- 豊富な人的資源: 高度なスキルを持つ人材が豊富で、世界中から優秀な人材が集まっています。
- 巨大な消費市場: 世界最大規模の消費市場を抱えており、多くの企業にとって魅力的な市場となっています。
新NISAの非課税メリット!長期投資で効果を発揮
新NISAでは、投資で得た利益が非課税になります。
長期投資になればなるほど、この非課税メリットは大きくなり、資産を効率的に増やすことが期待できます。
S&P500は、長期的に安定した成長を続けてきた実績があり、新NISAの非課税メリットを最大限に活かせる投資対象と言えるでしょう。
【非課税のメリット:試算例】
投資額 | 年利回り | 投資期間 | 課税口座 | 新NISA |
100万円 | 5% | 20年 | 約228万円 | 約265万円 |
100万円 | 7% | 20年 | 約338万円 | 約387万円 |
※複利運用で計算。手数料は考慮していません。
投資初心者にもおすすめ!手軽に始められる
S&P500に投資するには、S&P500に連動する投資信託を購入するのが一般的です。
投資信託は、少額から始められるものが多く、初心者の方でも手軽に投資を始めることができます。
また、S&P500に連動する投資信託は、運用方法がシンプルで分かりやすく、投資初心者の方でも安心して投資することができます。
積立投資との相性抜群!ドルコスト平均法でリスク軽減
S&P500への投資は、積立投資との相性が抜群です。
積立投資は、毎月一定額を投資信託を購入していく投資方法で、時間分散効果によって、リスクを抑えながら、安定的に資産形成できる点が魅力です。
また、積立投資は、ドルコスト平均法の恩恵を受けられる点もメリットです。
ドルコスト平均法とは、価格が変動する金融商品を、一定期間、一定金額ずつ購入することで、平均購入単価を抑え、リスクを軽減する投資手法です。
S&P500のように、長期的に右肩上がりの成長が期待できる投資対象に、ドルコスト平均法を適用することで、効率的に資産を増やしていくことが期待できます。
SBI証券新NISAでS&P500に投資する方法
新NISAでS&P500に投資するには、以下の手順を踏みます。
- 証券会社で新NISA口座を開設する新NISA口座は、証券会社や銀行などで開設することができます。口座開設は、オンラインで簡単に手続きできる場合がほとんどです。
- S&P500に連動する投資信託を選ぶS&P500に連動する投資信託は、多くの金融機関で取り扱われています。投資信託を選ぶ際には、信託報酬や運用実績などを比較検討しましょう。
- 積立設定をする積立投資をする場合は、毎月、または毎週など、定期的に投資信託を購入するように設定します。積立金額は、無理のない範囲で設定しましょう。
S&P500投資:具体的な投資戦略
つみたてNISA枠でコツコツ積み立て
新NISAの「つみたて投資枠」は、年間120万円まで投資可能で、長期投資に最適です。
S&P500に連動する投資信託を、つみたてNISA枠でコツコツ積み立てていくことで、時間分散効果と非課税メリットを最大限に活かすことができます。
成長投資枠で積極的に投資
新NISAの「成長投資枠」は、年間240万円まで投資可能で、より積極的に投資に挑戦したい方におすすめです。
S&P500に連動する投資信託を、成長投資枠で一括購入したり、タイミングを見計らって購入したりすることで、より大きなリターンを狙うことも可能です。
個別株と組み合わせる
S&P500に連動する投資信託だけでなく、S&P500構成銘柄の中から、特に成長が期待できる個別株に投資するのも有効な戦略です。
個別株への投資は、リスクが高い反面、大きなリターンを狙える可能性があります。
【新NISAで証券会社が倒産したらどうなる?資産は守られるのか、徹底解説!】
新NISAでS&P500に投資する際の注意点
元本割れのリスクがある
投資信託は、預貯金とは異なり、元本が保証されているわけではありません。
S&P500は、過去数十年にわたり、右肩上がりの成長を続けてきましたが、将来も同様の成長が続くとは限りません。
為替変動リスクがある
S&P500は、アメリカの株式で構成されているため、為替変動の影響を受けます。
円高になると、円ベースの資産価値は目減りしてしまいます。
逆に、円安になると、円ベースの資産価値は増加します。
分散投資も検討しよう
S&P500は、アメリカの株式市場全体を反映する指数ですが、アメリカ経済だけに集中投資することにはリスクも伴います。
オルカンなど、全世界株式に分散投資する投資信託と組み合わせることで、リスクをさらに分散させることができます。
まとめ|新NISAでS&P500投資を始めよう!
新NISAは、投資初心者の方でも始めやすい、非常にお得な制度です。
そして、S&P500は、長期的に安定した成長を続けてきた実績があり、新NISAの非課税メリットを最大限に活かせる投資対象と言えるでしょう。
ぜひ、この機会にS&P500への投資を検討してみてはいかがでしょうか?
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