「FIREしたいけど、投資は難しそう…」
「安定して配当金がもらえる株に投資したい!」
そんな悩みをお持ちのあなたへ。
今回は、24年連続増配を誇る高配当株として人気のリコーリース(8566)の魅力と、NISAを活用した投資戦略について詳しく解説します。
リコーリース株は、複合機でおなじみのリコーグループの中核を担うリース会社です。
安定した経営基盤と高い配当利回りが魅力で、多くの個人投資家から注目されています。
しかし、直近の決算発表(2024年3月期)では、増収を達成したものの利益は微減。
配当金は24年連続の増配を予定しているにも関わらず、株価は下落傾向にあります。
「本当にリコーリース株は買いなのか?」
「NISAで運用するメリットはあるのか?」
この記事では、リコーリースの事業内容や株価推移、今後の株価見通しまで、徹底的に解説していきます。
リコーリース株への投資を検討している方は、ぜひ最後まで読んで、投資判断の参考にしてみてください。
リコーリースの事業内容と強みを徹底解説!複合機だけじゃない?幅広い分野で事業展開
リコーリースの事業は?
リコーリースは、1976年に設立された総合リース会社です。
オフィスでよく見かける複合機やパソコンなどのOA機器をはじめ、産業機械、建設機械、医療機器、航空機など、幅広い分野のリース事業を展開しています。
「リースってどんな仕組み?」
簡単に言うと、企業が必要な機器を購入するのではなく、リコーリースのような会社から借りて利用する仕組みです。
企業は初期費用を抑えながら必要な機器を導入でき、リース会社は安定的な収益を得ることができます。
リコーリースは、リコーグループという強固な基盤を活かし、安定した収益と高い配当利回りを実現しているため、多くの投資家から注目を集めているのです。
リコーリースの強み3選
リコーリースが安定した業績を上げ、高い配当利回りを維持できている理由は、以下の3つの強みがあるからです。
1. リコーグループとのシナジー効果
リコーグループの一員として、複合機をはじめとするリコー製品のリース販売で強固な基盤を築いています。
グループ全体での営業活動や、リコー製品の開発ノウハウの共有など、シナジー効果による優位性があります。
2. 幅広い顧客基盤と多様なリース商品の展開
大企業から中小企業まで、幅広い顧客層へ多様なリース商品を提供していることも強みです。
特定の業界や顧客に依存しない事業構造は、安定収入につながり、リスク分散にも貢献しています。
3. 積極的なM&A戦略
近年では、M&Aを積極的に展開し、新たな事業領域への進出や、既存事業の強化を図っています。
成長市場への進出や事業ポートフォリオの多様化は、更なる収益拡大に期待が持てます。
リコーリースの株価推移を徹底分析! コロナ禍からの回復は?
過去5年間の株価と指標の推移
年度 | 株価(円) | 配当金(円) | 株価収益率(PER) | 株価純資産倍率(PBR) | 配当利回り(%) |
2019年3月期 | 1,400 | 55 | 11.7倍 | 1.0倍 | 3.93 |
2020年3月期 | 1,100 | 60 | 9.2倍 | 0.8倍 | 5.45 |
2021年3月期 | 1,000 | 65 | 8.3倍 | 0.7倍 | 6.50 |
2022年3月期 | 1,200 | 70 | 10.0倍 | 0.9倍 | 5.83 |
2023年3月期 | 5,250 | 165 | 11.0倍 | 0.73倍 | 3.14 |
※ 2023年5月3日時点の情報に基づいています。
2020年3月期は、コロナ禍の影響で株価が大きく下落しました。
しかし、その後は業績回復とともに株価も上昇し、2023年3月期には5,000円台に到達しています。
1年間のチャート分析|コロナ後の高値更新も!
2022年後半から2023年初頭にかけて、株価は大きく上昇しました。
特に、2023年3月21日には5,303円の高値を更新しています。
その後は調整局面に入り、直近の決算発表では増収ながらも利益微減だったことが嫌気され、株価は下落傾向にあります。
リコーリースの今後の株価見通しを解説!DX需要拡大で更なる成長は?
今後のリコーリースの株価見通しは、以下の3つのポイントを踏まえ、堅調な推移が期待されます。
1. DX需要の高まり
企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)への投資が活発化する中、OA機器やIT関連機器の需要が高まっています。
リコーリースは、これらの需要を取り込むことで、更なる収益拡大が見込めます。
2. M&Aによる事業拡大
リコーリースは、M&Aを積極的に展開することで、成長市場への進出や、既存事業の強化を図っています。
M&Aによるシナジー効果の発揮により、収益の拡大と企業価値の向上に期待が持てます。
3. 株主還元策の強化
リコーリースは、株主還元を経営の重要課題と位置付け、安定的な配当と、自己株式の取得などに取り組んでいます。
株主還元策の強化は、投資家からの評価を高め、株価の上昇に繋がる可能性があります。
ただし、世界経済の減速や金利上昇などの下落リスクも考慮する必要があります。
これらの要因によって、企業の設備投資意欲が減退し、リコーリースの業績に悪影響が及ぶ可能性もあるからです。
リコーリース株は買い時?3つの投資戦略を解説
リコーリース株への投資戦略は、大きく分けて以下の3つのパターンが考えられます。
- 高値更新を待ってから買う
最も確実性の高い戦略は、過去最高値を更新してから買う方法です。
日足チャートで見ると、2023年3月21日につけた5,303円を超えてきたら、上昇トレンドが本格化したと判断できます。
- 押し目買いを狙う
5,100円~5,200円のレンジは、出来高が集中しており、押し目買いのポイントとして有効です。
このレンジまで下落してきたら、積極的に買い増しを検討しても良いでしょう。
- 今すぐ買う
リコーリースは、安定した業績と高い配当利回りが魅力です。長期的な視点で投資するなら、今すぐ買っても問題ありません。
ただし、世界経済の減速や金利上昇など、下落リスクも考慮する必要があります。
**どの戦略を選ぶかは、投資家のリスク許容度や投資期間によって異なります。**ご自身の投資スタイルに合わせて、最適な戦略を判断しましょう。
NISAでリコーリース株を買うメリットは?配当金を非課税で受け取ろう!
NISAを利用してリコーリース株を購入する最大のメリットは、配当金が非課税になることです。
通常、株式投資で得た配当金には約20%の税金がかかります。
しかし、NISA口座で購入した株式の配当金は非課税になるため、より多くの利益を手にすることができます。
リコーリースは、安定配当と連続増配を続けている銘柄であり、NISAの非課税メリットを最大限に活かせる投資先と言えるでしょう。
NISAでリコーリース株を買うデメリットは?非課税期間と損益通算に注意!
NISAでリコーリース株を購入するデメリットとしては、以下の点が挙げられます。
- 損失が出た場合、損益通算ができない
- 非課税期間が終了すると、課税口座に移管される
NISA口座は、あくまでも非課税期間が限定されている制度です。
非課税期間終了後は、特定口座や一般口座に移管され、売却益や配当金に税金がかかるようになります。
リコーリース株投資の落とし穴!損切りラインを設定してリスク管理
株式投資では、どんなに優良な銘柄でも、損失が出る可能性があります。
損失を最小限に抑え、投資資金を守るためには、損切りラインを設定しておくことが重要です。
損切りとは、含み損が拡大する前に、損失を確定させて売却することです。
損切りラインを設定することで、損失を最小限に抑え、資金を守ることができます。
損切りラインはどこに設定する?
リコーリース株の損切りラインは、5,100円に設定するのがおすすめです。
日足チャートで見ると、5,100円は、モメンタム転換のポイントとなっています。
この価格を割り込んで下落するようであれば、トレンドが変化したと判断し、損切りを実行しましょう。
まとめ|リコーリース株はNISAと相性抜群!長期投資で着実に資産を増やそう
今回は、リコーリース株への投資について、事業内容や株価動向、投資戦略、損切りラインまで詳しく解説しました。
リコーリースは、24年連続増配という実績からもわかる通り、安定した配当が魅力の銘柄です。
NISAを活用すれば、配当金を非課税で受け取ることができるため、リコーリース株はNISAと非常に相性が良いと言えるでしょう。
ぜひこの記事を参考に、リコーリース株への投資を検討してみて下さい。
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