オルカン積立投資は利確すべき?初心者向けに徹底解説!

ナナ

こんにちは。ナナです。
このブログでは、新NISAを使った投資について基本から分かりやすく紹介していきます。
自分の未来は自分で切り開く、その一歩を一緒に踏み出しましょう!

オルカン積立投資、今話題の理由は?

「老後資金2000万円問題」や「物価高」といった言葉を耳にする機会が増え、将来のお金に対する不安を抱えている方は多いのではないでしょうか?

年金制度への不安や、物価上昇による生活費の増加など、将来への備えの重要性はますます高まっています。

そんな中、注目を集めているのがオルカン積立投資です。

オルカンとは、「MSCI ACWI インデックス」という、全世界の株式市場に投資できる投資信託のこと。

世界中の企業の株を、まるごと買っているようなイメージですね。

世界経済の成長と共に値上がりしていくことが期待できるため、長期的な資産形成に最適な投資先として人気を集めています。

オルカンが史上最高値を更新!その背景は?

2023年現在、オルカンは史上最高値を更新し続けています。

これは、世界経済がコロナ禍からの回復基調にあることや、アメリカのIT企業を中心とした企業業績の好調などが背景にあります。

具体的には、以下のような要因が挙げられます。

  • 世界的な金融緩和政策:各国の中央銀行が、新型コロナウイルスによる経済への打撃を抑えるため、大規模な金融緩和政策を実施しました。この結果、市場に資金が供給され、株価の上昇を後押ししました。
  • 企業業績の好調:コロナ禍の影響を受けながらも、多くの企業が業績を回復させています。特に、IT関連企業やヘルスケア関連企業の業績は好調で、株価の上昇に貢献しています。
  • 投資家のリスク選好:金融緩和や企業業績の好調を背景に、投資家の間ではリスクの高い資産に投資する動きが強まっています。このため、株式市場全体に資金が流入し、株価の上昇につながっています。

オルカンは、こうした世界経済の成長を取り込むことができるため、史上最高値を更新し続けているのです。

投資初心者がオルカンを選ぶメリット・デメリット

オルカン積立投資は、投資初心者の方でも始めやすい点がメリットとして挙げられます。

具体的には、以下のようなメリットがあります。

【オルカン積立投資のメリット】

  • 分散投資効果が高い:世界中の約9,000銘柄の株式に投資するため、特定の企業や国の経済状況に左右されにくく、リスク分散効果が高いというメリットがあります。
  • 長期的な成長が見込める:世界経済は長期的に成長していくことが予想されます。オルカンは、世界経済の成長の恩恵を受けながら、長期的に資産を増やしていくことが期待できます。
  • 少額から始められる:証券会社によっては、毎月100円から積立投資が可能です。少額から始められるため、投資初心者の方でも始めやすい点が魅力です。
  • 手間がかからない:一度設定すれば、あとは自動的に積立投資が行われます。そのため、投資に時間を割けない方でも、無理なく続けることができます。

一方で、オルカン積立投資には、以下のようなデメリットも存在します。

【オルカン積立投資のデメリット】

  • 元本保証ではない:投資信託は、預貯金とは異なり元本が保証されていません。株価の変動によって、投資元本を割り込む可能性もあります。
  • 為替リスクがある:オルカンは、海外の資産に投資するため、為替変動の影響を受けます。円高になると、円ベースの資産価値は減少します。
  • インフレリスクがある:物価が上昇すると、お金の価値は目減りします。インフレによって、資産の実質的な価値が目減りする可能性もあります。

オルカン積立投資を行う際には、これらのメリット・デメリットを理解した上で、投資を行うようにしましょう。

オルカン積立投資の始め方【証券会社選びのポイントも解説】

オルカン積立投資を始めるには、まず証券会社の口座を開設する必要があります。

近年では、多くの証券会社がオルカンを取り扱っており、それぞれに手数料やサービス内容が異なります。

自分に合った証券会社を選ぶことが、オルカン積立投資を成功させるための第一歩です。

自分に合った証券会社を選ぼう!

証券会社を選ぶ際には、以下のポイントを参考にしましょう。

  • 手数料の安さ:特に、積立投資のように長期的に投資を行う場合は、手数料の安さが重要になります。1年間で数千円、数万円の差になることも珍しくありません。
  • 取扱商品の充実度:オルカン以外にも、投資信託や株式、債券など、様々な金融商品を取り扱っている証券会社を選びましょう。投資の幅が広がります。
  • 使いやすさ:ウェブサイトやアプリの使いやすさ、サポート体制の充実度なども重要なポイントです。特に初心者の方は、使いやすいと感じる証券会社を選ぶようにしましょう。
  • NISA・つみたてNISAの対応状況:NISA・つみたてNISAを利用することで、投資で得た利益が非課税になります。後ほど詳しく説明しますが、オルカン積立投資を行う場合は、NISA・つみたてNISAに対応している証券会社を選びましょう。

【主なネット証券会社比較】

証券会社名手数料取扱商品NISA・つみたてNISA特徴
SBI証券多数対応ネット証券最大手!ポイント投資も可能!
楽天証券多数対応楽天ポイントが貯まる・使える!楽天経済圏ユーザーなら◎
auカブコム証券多数対応auユーザーにお得!Pontaポイントも貯まる!
マネックス証券多数対応米国株や投資信託に強い!情報収集ツールも充実!

【金融庁公式シミュレーターはこちらから】

上記はあくまで一例です。

その他にも、SBIネオモバイル証券のように、1株から購入できる証券会社や、PayPay証券のように、PayPay残高で投資できる証券会社など、様々な特徴を持った証券会社があります。

ご自身の投資スタイルや好みに合った証券会社を選びましょう。

NISA・つみたてNISAの活用がおすすめ!

NISA・つみたてNISAは、投資で得た利益が非課税になる制度です。

少額投資非課税制度とも呼ばれ、初心者の方が投資を始めやすいように作られた制度です。

オルカン積立投資を行う場合は、ぜひ活用しましょう。

  • つみたてNISA:年間120万円まで、最長20年間、投資で得た利益が非課税になる制度。
    積立投資に特化しており、長期的な資産形成に最適です。
  • NISA:年間120万円まで、最長5年間、投資で得た利益が非課税になる制度。
    つみたてNISAよりも年間投資枠は少ないですが、個別株投資や投資信託の一括購入など、幅広い投資に活用できます。

つみたてNISAは積立投資に特化した制度、NISAは積立投資以外も利用できる制度です。

どちらの制度も、投資初心者の方にとって非常にメリットの大きい制度なので、ぜひ活用を検討しましょう。

オルカンだけじゃ不安?投資先を分散するべきか徹底解説

「オルカンは全世界の株式に投資できるから安心」と思っていませんか?

確かに、オルカンは約9,000銘柄という、非常に多くの株式に投資できるため、分散投資効果は高いと言えるでしょう。

しかし、それでもリスクがゼロではありません。

例えば、世界同時不況のような事態が発生した場合、オルカンといえども大きな下落を免れない可能性があります。

分散投資とは?その重要性について

分散投資とは、「複数の資産に投資をすることでリスクを軽減すること」です。

「卵を一つの籠に盛るな」ということわざがあるように、一つの資産に集中投資していると、その資産の価格が下落した際に大きな損失を被る可能性があります。

一方、複数の資産に分散投資することで、特定の資産の価格下落による損失を軽減することができます。

例えば、株式と債券に分散投資しているケースを考えてみましょう。

一般的に、株式は債券よりも価格変動が大きい資産です。

しかし、株式と債券は異なる値動きをする傾向があるため、株式が値下がりした時に債券が値上がりすることで、損失を相殺できる可能性があります。

このように、分散投資を行うことで、リスクを効果的に抑制することができます。

オルカンと組み合わせたい投資先は?

オルカンと組み合わせたい投資先としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 債券:株式と比較して価格変動が小さい傾向があり、リスク分散効果が期待できる。オルカンが値下がりした際に、値動きが安定している債券をポートフォリオに組み込んでおくことで、損失を軽減できる可能性があります。
  • 不動産:株式や債券と異なる値動きをする傾向があり、ポートフォリオ全体のリスク分散効果が期待できる。実物資産である不動産は、インフレ hedging 効果も期待できます。
  • コモディティ:金や原油などの実物資産。株式や債券と異なる値動きをする傾向があり、ポートフォリオ全体のリスク分散効果が期待できる。特に、金は有事の金と言われるように、経済危機や地政学的リスクが高まっている際に価格が上昇する傾向があります。

これらの資産をオルカンと組み合わせることで、より効果的にリスクを分散し、安定した資産運用を目指せるでしょう。

具体的なポートフォリオ例を紹介

以下に、具体的なポートフォリオ例を3つ紹介します。

自身の投資目標やリスク許容度に応じて、最適なポートフォリオを検討してみましょう。

  • 【バランス型】オルカン70%、債券30%
    リスクとリターンのバランスが取れたポートフォリオです。長期的な資産形成を目標とする方におすすめです。
  • 【積極型】オルカン80%、新興国株式20%
    リターンを重視したポートフォリオです。新興国株式は、先進国株式よりも高い成長率が見込める一方、リスクも高いため、注意が必要です。
  • 【守備型】オルカン50%、債券40%、ゴールド10%
    リスクを抑えたポートフォリオです。資産の目減りを抑えたい方におすすめです。

オルカン積立投資は利確すべき?最適なタイミングを見極める

オルカン積立投資で利益が出たら、「いつ利確しようか」と悩む方も多いでしょう。

「利益が出ているうちに売却したい」という気持ちと、「もっと値上がりするかもしれない」という期待感の間で、葛藤するかもしれません。

ここでは、オルカン積立投資における利確について、詳しく解説していきます。

利確とは?その目的を理解しよう

利確とは、「利益確定売り」の略で、保有している金融資産を売却して利益を確定させることを指します。

投資における利確の目的は、利益を確定させて資産を増やすこと、そして損失を拡大させないことです。

投資で利益が出ても、実際に売却して利益を確定させなければ、それは「含み益」と呼ばれる、あくまでも評価上の利益に過ぎません。

利確することで、初めて利益が確定し、自分の資産として手にすることができます。

また、利確は損失を拡大させないためにも重要です。

株価は常に変動しており、一度値上がりした株価も、その後下落してしまう可能性は十分にあります。

利益が出ているうちに利確しておくことで、万一下落した場合でも、損失を最小限に抑えることができます。

オルカン積立投資における利確のタイミング

オルカン積立投資における利確のタイミングは、一概に「これが正解」と言えるものはありません。

投資目標やライフプラン、市況などを考慮しながら、自身にとって最適なタイミングを見極めることが重要です。

一般的には、以下の3つの方法が考えられます。

  • 目標金額に到達したら利確する:あらかじめ目標とする金額を設定しておき、その金額に到達したら利確する方法です。
    目標金額を設定することで、感情に左右されずに、機械的に売買することができます。
  • 目標利回り達成で利確:目標とする利回りを設定しておき、その利回りを達成したら利確する方法です。
    例えば、「年間利回り10%を達成したら利確する」といったルールを決めておくことで、利益を確実に確保することができます。
  • 年齢やライフイベントで利確:定年退職や住宅購入などのライフイベントに合わせて利確する方法です。
    例えば、「60歳になったら、積立投資で貯めた資金を一部取り崩して、老後資金に充てる」といった計画を立てている場合、60歳になるタイミングで利確を行うことになります。

【ケーススタディ】Aさんの場合

30歳のAさんは、65歳で リタイヤすることを目標に、毎月3万円ずつ、オルカンに積立投資をしています。

目標金額を3000万円に設定した場合、65歳時の資産額は、運用利回りによって以下の様に変化します。

年間利回り65歳時の資産総額
3%約2,600万円
5%約3,900万円
7%約5,900万円

【50万円からの投資!利回りで選ぶ最適な投資先を徹底解説】

仮に、年間5%で運用できた場合、Aさんは65歳時点で目標金額を達成できる見込みです。

このように、目標金額や目標利回り、運用期間などを考慮しながら、自身にとって最適な利確タイミングを検討しましょう。

オルカン積立投資で失敗しないために!注意すべきポイント

オルカン積立投資は、比較的リスクの低い投資方法ではありますが、それでも失敗してしまう可能性はあります。

ここでは、オルカン積立投資で失敗しないために注意すべきポイントを3点紹介します。

短期的な値動きに一喜一憂しない

株価は常に変動しており、短期的に見ると大きく値下がりすることもあります。

ニュースやSNSなどで、市場のネガティブな情報に触れてしまい、不安になることもあるでしょう。

しかし、オルカン積立投資は長期的な資産形成を目的とした投資方法です。

短期的な値動きに一喜一憂せず、長期的な視点で投資を続けることが大切です。

「長期投資」「複利効果」といったキーワードを意識しながら、淡々と積立を継続していきましょう。

投資は自己責任!情報収集はしっかりと

投資は自己責任です。

投資判断は、自分自身で行う必要があります。

「〇〇さんがおすすめしていたから」「インフルエンサーが儲かると言っていたから」といった理由で安易に投資を始めてしまうと、後々後悔することになるかもしれません。

そのためにも、日頃から金融に関する知識を身につけることが大切です。

書籍やウェブサイト、セミナーなどを活用して、積極的に情報収集を行いましょう。

金融リテラシーを高めることで、より適切な投資判断ができるようになり、投資で成功する確率も高まります。

積立投資は長期的な視点で

積立投資は、短期間で大きな利益を得ることは難しいですが、時間を味方につけてコツコツと資産形成ができるというメリットがあります。

毎月少額でも、コツコツと積み立てていくことで、将来的には大きな資産を築くことができる可能性があります。

焦らずマイペースに、長期的な視点で積立投資を継続していきましょう。

【番外編】高島屋の「すごい積立」って?お得に資産運用する方法を紹介

百貨店の高島屋が提供する「高島屋ネオバンク」では、「すごい積立」というお得なサービスを提供しています。

これは、毎月一定額を積み立てると、年間積立額の1ヶ月分がボーナスとしてもらえるという、非常にお得なサービスです。

例えば、毎月10万円を積み立てると、1年後には120万円の積立額に対して10万円のボーナスがもらえます。

高島屋をよく利用する方にとっては、非常におすすめのサービスと言えるでしょう。

オルカン積立投資に関するQ&A

Q1. オルカン積立投資はいくらから始められますか?

A. 証券会社によって異なりますが、毎月100円から始められる場合もあります。

少額から始められるのも、オルカン積立投資の魅力です。

まずは少額から始めてみて、投資に慣れてきたら徐々に積立額を増やしていくのも良いでしょう。

Q2. オルカン積立投資はいつまで続けるべきですか?

A. 投資目標やライフプランによって異なりますが、少なくとも10年以上は続けることが望ましいです。

オルカン積立投資は、長期的にコツコツと続けることで効果を発揮する投資方法です。

短期的な視点で投資してしまうと、市場の変動に一喜一憂することになり、冷静な判断ができなくなってしまいます。

Q3. オルカン積立投資の積立頻度は?

A. 証券会社によって異なりますが、毎月、毎週、毎日など、様々な積立頻度を選択できます。

一般的には、毎月積立がおすすめです。

毎月積立にすることで、給料日に合わせて積立を行うことができ、家計管理もしやすくなります。

まとめ|オルカン積立投資で将来の資産形成を!

オルカン積立投資は、世界経済の成長と共に資産を増やせる可能性を秘めた、魅力的な投資方法です。

少額から始められるため、投資初心者の方にもおすすめです。

本記事で紹介した内容を参考に、オルカン積立投資を始めて、将来のために備えましょう!

免責事項

本記事は、投資に関する情報を提供するものであり、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。
投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断でお願いいたします。
また、本記事の情報は信頼できると思われる情報源から取得しておりますが、その正確性や完全性を保証するものではありません。

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