つみたてNISA、デメリットしかないってホント?話題の制度を徹底解剖!

ナナ

こんにちは。ナナです。
このブログでは、新NISAを使った投資について基本から分かりやすく紹介していきます。
自分の未来は自分で切り開く、その一歩を一緒に踏み出しましょう!

「つみたてNISAって本当に儲かるの?」

「デメリットも多いって聞くけど…」。

老後資金2,000万円問題や物価高騰など、将来のお金に対する不安が高まる中で、投資に興味を持つ人が増えています。

そんな中、注目を集めているのが「つみたてNISA」という制度。

国が推奨する投資制度である一方、ネット上では「つみたてNISA デメリットしかない」といった声も。

本当にデメリットだらけなのでしょうか?

今回は、つみたてNISAのメリット・デメリットだけでなく、あえてデメリットに焦点を当て、その実態を徹底的に解剖していきます。

こんな人は要注意! つみたてNISAの5つの意外な落とし穴

「投資初心者でも始めやすい」「税金がお得になる」といったメリットが注目されがちなつみたてNISA。

しかし、メリットだけを見て飛びついてしまうと、後々後悔する可能性も…。

実は、つみたてNISAには、知らず知らずのうちに損をしてしまう可能性を秘めた落とし穴が潜んでいるのです。

1. 元本割れのリスクに怯え続ける日々…

投資初心者にとって最大の懸念点は、 元本割れのリスク でしょう。

つみたてNISAは、あくまでも「投資」である以上、 元本が保証されているわけではありません 。

つまり、投資した金額よりも大きく値下がりしてしまう可能性もゼロではないのです。

「将来のためにコツコツ貯めていたお金が、減ってしまうかもしれない…」。

そんな不安を抱えながら投資を続けるのは、精神的にも大きな負担となります。

【表】金融商品のリスクとリターンの関係

リスクリターン商品例
低い低い預貯金、国債
やや低いやや低い社債(投資適格)
中程度中程度株式投資信託(国内株式)
やや高いやや高い株式投資信託(新興国株式)
高い高い株式(個別銘柄)、投資信託(テーマ型)

【金融庁:NISA特設ウェブサイト】

リスク許容度が低い人 や 損失を絶対に避けたい人 にとって、つみたてNISAは最適な選択肢とは言えないかもしれません。

2. 長期投資の罠!機会損失の可能性も

つみたてNISAは、 20年間 という長期的な投資を前提とした制度です。

確かに、長期投資はリスクを分散し、複利効果によって資産を増やす可能性を高める有効な手段です。

しかし、 20年間もの間、お金を自由に動かせない という点はデメリットと言えるでしょう。

例えば、急な病気や怪我、転職などでまとまったお金が必要になった場合でも、 つみたてNISAで購入した投資信託はすぐに現金化できない 可能性があります。

また、 他の投資商品に魅力を感じても、つみたてNISAの枠を使い切ってしまうと、身動きが取れなくなってしまう のです。

【比較】つみたてNISAと他の投資信託

項目つみたてNISA投資信託(特定口座)
非課税期間最大20年間なし
年間投資上限額120万円制限なし
投資対象厳選された投資信託のみ幅広い投資信託から選択可能
途中解約可能可能

つみたてNISAは、 柔軟性に欠ける という点で、他の投資方法と比べて不利な側面もあると言えるでしょう。

3. 税金の恩恵は限定的?実感しにくいメリット

つみたてNISAの最大のメリットとして挙げられるのが、 投資で得た利益が非課税になる という点です。

通常、投資で得た利益には約20%の税金がかかりますが、つみたてNISAを利用すれば、 その税金を丸ごと節約できる のです。

しかし、 年間120万円 という投資上限額を考えると、 実際に非課税になる金額はそれほど大きくありません 。

【計算例】つみたてNISAで得られる税金メリット

  • 年間投資額:120万円
  • 運用利回り:5%
  • 非課税期間:20年間

上記条件の場合…

  • 20年間の投資元本合計:2,400万円
  • 20年間の運用益合計:約1,440万円
  • 節約できる税金:約288万円(1,440万円 × 20%)

確かに、長期間にわたって投資を続けることで、 大きな節税効果 を期待できます。

しかし、 短期的な利益を目的とする場合 や 投資元本が少ない場合 、 税金メリットを実感しにくい という点は否めません。

4. 運用はプロ任せ…だけど本当に大丈夫?

つみたてNISAでは、 金融庁が選定した低コストで長期投資に適した投資信託 しか購入できません。

投資初心者にとっては、 専門知識がなくても始めやすい という点で、大きなメリットと言えるでしょう。

しかし、 投資信託の選定や運用は、あくまでもプロ任せ となります。

金融機関は、顧客の利益を第一に考えているとは限りません。

中には、 手数料収入を優先して、顧客にとって不利な商品を販売しているケース も存在するのです。

【ポイント】つみたてNISAで失敗しないために

  • 複数の金融機関を比較検討 し、手数料やサービス内容をしっかり確認する。
  • 自分自身でも投資について勉強 し、投資信託の仕組みやリスクを理解する。
  • 定期的に運用状況を確認 し、必要に応じて投資信託の見直しを行う。

つみたてNISAは、 プロ任せにするのではなく、自分自身でもしっかりと情報収集を行い、主体的に判断することが重要 となるのです。

5. 制度変更のリスク!未来は誰にも分からない

つみたてNISAは、 国の政策によって制度が変更される可能性 もあります。

例えば、 投資上限額が減額されたり、非課税期間が短縮されたり する可能性もゼロではありません。

そうなった場合、 期待していたほどの利益を得られない 可能性も出てきます。

【過去】NISA制度の変更点

変更点
2016年年間投資上限額が100万円から120万円に引き上げ
2018年つみたてNISA制度開始
2024年新NISA制度開始(投資上限額の拡大、非課税期間の無期限化など)

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過去にもNISA制度は何度か変更されており、 今後も制度変更が行われる可能性は十分に考えられる でしょう。

つみたてNISAは、 あくまでも現時点での制度設計に基づいた制度 であり、 将来どうなるかは誰にも分からない という点を理解しておく必要があります。

まとめ|つみたてNISAは本当に「デメリットしかない」のか?

今回は、つみたてNISAのデメリットに焦点を当てて解説してきました。

確かに、つみたてNISAには、 元本割れのリスク や 流動性の低さ 、 制度変更の可能性 など、いくつかのデメリットが存在します。

しかし、 これらのデメリットを理解した上で、適切に利用すれば、長期的な資産形成に役立つ有効な制度 であると言えるでしょう。

大切なのは、 メリットだけを鵜呑みにせず、デメリットもしっかりと理解した上で、自分自身の投資目標やリスク許容度に合っているかどうかを判断すること です。

つみたてNISAは、あくまでも投資の選択肢の一つに過ぎません。

他の投資方法と比較検討し、 自分にとって最適な方法で資産形成を進めていきましょう 。

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