【2024年最新】米国株投資はセルインメイ?いえ、バイインメイです!大統領選挙イヤーの投資戦略を徹底解説!

ナナ

こんにちは。ナナです。
このブログでは、新NISAを使った投資について基本から分かりやすく紹介していきます。
自分の未来は自分で切り開く、その一歩を一緒に踏み出しましょう!

「5月になったら米国株は売る」

こんな言葉を聞いたことはありませんか?

これは "Sell in May and go away"(セルインメイ) と呼ばれる格言で、5月に株を売って、市場から離れなさいという意味です。

由来は諸説ありますが、5月から10月にかけては市場が低迷しやすいという経験則に基づいています。

しかし、本当に5月に米国株を売ってしまうのは正しいのでしょうか?

特に2023年は 大統領選挙イヤー 。

過去のデータに基づくと、大統領選挙イヤーには独特の市場トレンドが現れることが分かっています。

今回は、セルインメイの真偽、そして大統領選挙イヤーにおける米国株投資戦略について、豊富なデータと過去の事例を交えながら徹底的に解説していきます!

セルインメイは本当?S&P500の月間リターンから検証

まずは、セルインメイの根拠となる、5月から10月にかけての市場低迷について検証していきましょう。

以下の表は、1928年以降のS&P500の月間平均リターンと、各月がプラスになった確率を表しています。

平均リターンプラス確率
1月1.20%61.9%
2月-0.09%52.6%
3月0.59%61.9%
4月1.30%65.6%
5月0.75%59.4%
6月0.73%57.3%
7月1.68%60.4%
8月0.65%57.3%
9月-1.20%43.8%
10月0.55%59.4%
11月0.96%61.5%
12月1.32%74.0%

確かに、9月は平均リターンが-1.2%と、1年間で最も低く、プラスになる確率も43.8%と半分を切っています。

つまり、9月は統計的に見て、米国株のパフォーマンスが最も悪い月と言えるでしょう。

しかし、他の月を見てみると、必ずしも5月から10月にかけて市場が低迷しているわけではありません。

例えば、7月は平均リターンが1.68%と高く、1年間で最もS&P500が上がる月となっています。

また、6月と8月もプラスリターンとなっており、3ヶ月連続で上昇傾向にあります。

つまり、セルインメイの格言は、一部正しいものの、全ての月に当てはまるわけではありません。

大統領選挙イヤーはセルインメイどころか「バイインメイ」!?

では、大統領選挙イヤーはどうでしょうか?

実は、大統領選挙イヤーには、通常の年とは異なる市場トレンドが現れることが分かっています。

以下の表は、1928年以降の大統領選挙イヤーにおける、S&P500の月間平均リターンと、各月がプラスになった確率を表しています。

平均リターンプラス確率
1月0.08%48.0%
2月-0.10%52.0%
3月0.92%68.0%
4月-0.01%58.3%
5月-1.14%70.8%
6月1.44%79.2%
7月2.16%54.2%
8月3.09%70.8%
9月-0.46%50.0%
10月-0.34%58.3%
11月1.14%58.3%
12月1.51%83.3%

通常の年と比較すると、6月、7月、8月のリターンが特に高くなっていることが分かります。

6月は79.2%の確率でプラスとなり、平均リターンは1.44%。

7月は54.2%の確率でプラスとなり、平均リターンは2.16%と、1年間で2番目に高いリターンとなっています。

8月は70.8%の確率でプラスとなり、平均リターンは3.09%。

つまり、大統領選挙イヤーは、セルインメイどころか、「バイインメイ」と言えるかもしれません。

大統領選挙と市場心理:なぜ「バイインメイ」となるのか?

大統領選挙イヤーに市場が好調になる理由として、以下の要因が考えられます。

  • 政策期待: 大統領選挙が近づくにつれて、各候補の経済政策への期待が高まり、市場に資金が流入しやすくなる。
  • 不確実性の解消: 選挙結果が確定することで、政治的な不確実性が解消され、企業の投資意欲が高まる。
  • 景気刺激策: 新大統領は就任後、景気刺激策を実施する傾向があり、これが企業業績の改善や株価上昇につながる。

特に、2023年はインフレや景気後退懸念など、市場を取り巻く環境が不透明な状況です。

そのため、大統領選挙によって新しいリーダーシップが生まれ、政策への期待が高まることで、市場心理が改善し、株価が上昇する可能性があります。

大統領選挙イヤーの3ヶ月サイクルでリターンを最大化!

さらに、大統領選挙イヤーのS&P500のリターンを、3ヶ月ごとに見てみましょう。

期間平均リターンプラス確率
1-3月0.42%60.0%
2-4月-0.03%58.3%
4-6月0.55%62.5%
6-8月7.27%75.0%
7-9月62.5%62.5%
8-10月5.21%62.5%
9-11月0.57%66.7%
10-12月2.31%66.7%
11-1月3.43%75.0%

最もリターンが高いのは、6月から8月までの3ヶ月間で、リターンは7.27%、プラスになる確率は75%となっています。

つまり、大統領選挙イヤーにおいて最もリターンを得やすい期間は、6月から8月までの3ヶ月間と言えるでしょう。

一方、9月から10月にかけては、大統領選挙が近づくにつれて、市場はナーバスになり、株価は低迷する傾向にあります。

しかし、大統領選挙が終わって、次の大統領が決まった後は、共和党であろうと民主党であろうと、市場は上昇する傾向にあります。

11月から1月までの3ヶ月間も、平均リターンは3.43%と高く、プラスになる確率も75%と、高いパフォーマンスが期待できます。

つまり、大統領選挙イヤーの投資戦略としては、5月に米国株を購入し、8月末に一旦売却、その後11月に再参入するという戦略が有効と言えるかもしれません。

投資のプロが実践する!大統領選挙イヤーの米国株投資戦略

では、実際に投資のプロは、大統領選挙イヤーにどのような投資戦略をとっているのでしょうか?

投資歴20年以上のベテラン投資家である、ハッチさんの投資事例を見てみましょう。

ハッチさんは、2020年12月から米国株をメインとした積立投資を行っており、現在6つの投資信託に投資をしています。

投資信託名運用開始日投資金額評価額損益リターン
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)2020年12月893,000円1,353,806円+460,806円+51.6%
iFreeNEXT NASDAQ100インデックス2020年12月873,000円1,403,091円+530,091円+60.7%
iFreeNEXT FANG+インデックス2021年1月332,500円625,723円+293,223円+88.2%
三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)2022年8月74,070円88,466円+14,396円+19.4%
iFreeNEXT インド株式インデックス2022年9月99,944円119,740円+19,796円+19.8%
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス2023年1月62,500円70,065円+7,565円+12.1%
合計2,335,014円3,655,891円+1,320,877円+56.6%

*注: 表中の数値は、2023年5月時点のものです。

その中でも、最も長く積立投資を行っているのが、S&P500とナスダック100に連動する投資信託で、それぞれ51.6%、60.7%のプラスとなっています。

これは、長期的に積立投資を続けることで、市場の変動に左右されずに安定したリターンを得ることができることを示しています。

また、ハッチさんは、長期的な成長性に着目し、FANG+、グローバルフィンテック株式ファンド、インド株ファンドにも投資を行っています。

これらのファンドも、それぞれ高いリターンを上げており、ハッチさんの投資戦略の成功を物語っています。

ハッチさんは、長期投資を前提としており、市場が下落しても投資をやめないことの大切さを強調しています。

「株価が下がったら諦めるのではなく、絶好の買い場である」

というハッチさんの言葉は、長期投資家にとって非常に重要な教訓と言えるでしょう。

結論: 大統領選挙イヤーの米国株投資は「バイインメイ」を参考に!

今回の記事では、セルインメイの真偽と、大統領選挙イヤーにおける米国株投資戦略について、豊富なデータと過去の事例を交えて解説しました。

過去のデータから、大統領選挙イヤーはセルインメイどころか、むしろ「バイインメイ」と言える可能性があることが分かりました。

特に、6月から8月にかけては、米国株のパフォーマンスが良く、リターンを得やすい期間となっています。

また、大統領選挙後の11月、12月も、イヤーエンドラリーが期待され、上昇トレンドに乗ることができるでしょう。

ただし、投資はあくまでも自己責任です。

今回の記事の内容は、あくまでも過去のデータに基づいた分析であり、将来のリターンを保証するものではありません。

投資を行う際には、ご自身の投資経験、リスク許容度、投資目標などを考慮し、慎重に判断するようにしましょう。

米国株投資に興味がある方は、この機会にマネックス証券の口座を開設し、長期的な視点で米国株投資に挑戦してみてはいかがでしょうか?

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