【米国株投資の決定版】VTI vs VOO徹底比較!投資初心者もこれを読めば完璧!

ナナ

こんにちは。ナナです。
このブログでは、新NISAを使った投資について基本から分かりやすく紹介していきます。
自分の未来は自分で切り開く、その一歩を一緒に踏み出しましょう!

「米国株投資に興味があるけど、何から始めればいいか分からない…」
「VTIとVOOってよく聞くけど、違いは何?どっちに投資すべき?」

そんな疑問をお持ちのあなたへ。

この記事では、米国株投資で特に人気の高い2つのETF、VTIVOOについて、徹底的に比較分析し、その魅力を余すことなくお伝えします。

投資初心者の方にも分かりやすく、図解や具体例を交えながら解説していくので、どうぞ最後までお付き合いください!

なぜ今、米国株投資が熱いのか?

近年、日本国内でも米国株投資が大きな注目を集めています。その背景には、以下のような理由が挙げられます。

1. 世界経済を牽引する米国経済の力強さ

アメリカは、世界最大の経済大国であり、その経済力は他の追随を許しません。GAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon)を筆頭とする、世界を席巻する革新的な企業を数多く輩出しており、今後も経済成長の牽引役として、世界経済をリードしていくことが期待されています。
IT分野だけでなく、金融、ヘルスケア、エネルギーなど、様々な分野で世界トップクラスの企業がひしめき合い、常に新しい技術やサービスを生み出しています。
近年では、クリーンエネルギーや宇宙開発など、次世代を担う産業への投資も積極的に行われており、長期的な成長ポテンシャルは非常に高いと言えるでしょう。

2. 米国株式市場の高い透明性と信頼性

米国株式市場は、世界で最も規模が大きく、歴史も長い市場です。情報公開の制度が充実しており、企業の財務情報や業績など、投資に必要な情報を容易に入手することができます。
企業は、四半期ごとに決算報告を行い、詳細な財務諸表を公開することが義務付けられています。また、インサイダー取引などの不正行為に対する監視体制も厳格で、投資家にとって公正で透明性の高い市場であると言えます。
こうした透明性の高さは、投資家の信頼を獲得し、米国株市場への資金流入を促進する要因となっています。

3. ドル建て資産による分散投資効果

日本円だけで資産を保有していると、円安が進んだ場合に資産価値が減少してしまうリスクがあります。しかし、米国株に投資することで、ドル建て資産を保有することができ、円安リスクのヘッジとして有効です。また、日本株とは異なる値動きをするため、ポートフォリオ全体のリスク分散効果も期待できます。

これらの理由から、米国株投資は、長期的な資産形成を目指す上で、非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。

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ETFとは?投資初心者に最適な理由

個別株投資は、企業分析や財務諸表の理解など、専門的な知識や経験が必要となります。

また、銘柄選定や売買タイミングの判断も難しく、投資初心者にとってはハードルが高いと言えます。

そこでおすすめなのが、ETFによる投資です。ETFとは、「Exchange Traded Fund(上場投資信託)」の略称で、特定の指数(株価の平均値などを表す指標)に連動するように設計された投資信託です。

証券取引所に上場しているため、株と同じようにリアルタイムで売買することができます。

ETFには、以下のようなメリットがあります。

  • 少額から投資できる: 個別株に比べて、1口あたりの価格が低く、少額から投資を始めることができます。
    例えば、VTIは1口約2万円で購入することができますが、個別株では1株数万円、数十万円するものも珍しくありません。
    少額から投資できるということは、投資初心者にとって心理的なハードルが低く、気軽に投資を始められるという大きなメリットになります。
  • 分散投資効果: 1つのETFに複数の銘柄が含まれているため、個別株に投資するよりもリスクを分散させることができます。
    VTIであれば、約3,500銘柄に投資しているため、特定の企業の業績悪化の影響を受けにくく、安定したリターンを期待することができます。
    リスクを分散させることは、長期的な資産形成において非常に重要であり、ETFはそれを手軽に実現できる有効な手段です。
  • 運用がプロに任せられる: 投資信託なので、運用の専門家が代わりに銘柄選定や売買タイミングなどを判断してくれます。
    投資のプロは、豊富な知識や経験に基づいて、市場の状況や経済指標などを分析し、最適なポートフォリオを構築します。
    投資初心者が自分で銘柄選定や売買タイミングを判断するのは容易ではありませんが、ETFであれば、プロの運用に任せることで、効率的な投資を行うことができます。

これらのメリットから、ETFは、投資初心者の方や、手間をかけずに分散投資を行いたい方にとって、非常に最適な投資手段と言えるでしょう。

米国株ETFの代表格!VTIとVOOを徹底比較

米国株投資を行う上で、最も人気のあるETFの1つが、 VTI(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF) と VOO(バンガード・S&P500 ETF) です。

どちらも、世界最大級の資産運用会社であるバンガードが運用しており、低コストで米国株に分散投資できる点が共通しています。

しかし、投資対象や構成銘柄など、細かな違いも存在します。

これから、VTIとVOOの様々な側面を比較し、それぞれのメリット・デメリットを明らかにしていきましょう。

VTI vs VOO:徹底比較7番勝負!

第1ラウンド:投資対象銘柄数

項目VTIVOO
投資対象米国株式市場全体(約3,500銘柄)米国の大企業500社

VTIは、CRSP USトータル・マーケット・インデックスという、米国株式市場全体のパフォーマンスを表す指数に連動するように設計されています。そのため、大型株から小型株まで、幅広い銘柄に分散投資することができます。
この指数は、ニューヨーク証券取引所やNASDAQなどの主要な取引所に上場している、ほぼ全ての米国企業を網羅しており、VTIは米国株式市場全体に投資していると言えるでしょう。

一方、VOOは、S&P500指数に連動しており、米国を代表する大企業500社に投資を行います。
S&P500指数は、米国株式市場の時価総額上位500社の株価を平均化した指数であり、米国経済の動向を反映する代表的な指標として広く利用されています。

銘柄数で言えば、VTIの方が圧倒的に多く、より広範囲な分散投資が可能です。

第2ラウンド:経費率(運用コスト)

項目VTIVOO
経費率0.03%0.03%

経費率とは、ETFの運用にかかるコストを表す数値で、保有しているだけで毎年差し引かれる費用です。

具体的には、ファンドマネージャーの人件費や、銘柄の売買にかかる手数料などが含まれます。

VTIとVOOはどちらも経費率が0.03%と非常に低コストです。

これは、他の米国株ETFと比較しても、トップクラスの低コストと言えるでしょう。

経費率が低いほど、運用コストを抑えることができ、投資家のリターンが大きくなるため、長期投資においては非常に重要な要素となります。

第3ラウンド:最低購入金額

項目VTIVOO
最低購入金額約2万円約3万円

米国ETFは、1口あたりの価格がドル建てで設定されています。

そのため、最低購入金額は為替レートによって変動しますが、VTIは約2万円、VOOは約3万円から購入することができます。

少額から投資を始めたい場合は、VTIの方が始めやすいと言えるでしょう。
資金が少ないうちは、VTIで投資をスタートし、余裕が出てきたらVOOにも投資をしてみる、という方法も考えられます。

第4ラウンド:過去10年間のトータルリターン

項目VTIVOO
過去10年間のトータルリターン277%280%

過去10年間のトータルリターン(配当金再投資)は、VOOの方がわずかに高い結果となりました。
VOOが投資対象とする大企業は、一般的に業績が安定しており、配当金もしっかりと出す傾向があるため、長期投資においては有利に働くことが多いです。

ただし、リーマンショック後の小型株市場の回復局面では、VTIの方が高いパフォーマンスを示した時期もありました。

小型株は、成長 potential が高い反面、リスクも大きいため、相場環境によっては大きく値上がりする可能性を秘めています。

第5ラウンド:過去20年間のトータルリターン

項目VTISPY (S&P500連動ETF)
過去20年間のトータルリターン331%283% (SPY)

VOOは設定から10年程度しか経過していないため、過去20年間のリターンを比較するために、S&P500指数に連動するETFであるSPY(スパイ)と比較しました。

結果は、VTIの方がSPYよりも高いリターンを記録しています。

これは、VTIが小型株も含めて投資していることが要因と考えられます。

長期投資においては、小型株は大型株よりも高い成長 potential を秘めている場合があり、VTIのような幅広い銘柄に分散投資するETFは、より高いリターンを期待できる可能性があります。

第6ラウンド:配当利回り

項目VTIVOO
配当利回り約1.67%約1.7%

配当利回りとは、投資金額に対して、1年間でどれだけの配当金を受け取ることができるかを示す数値です。

配当金は、企業の利益の一部を株主に還元するものであり、安定的な収入源として魅力的です。

VTIとVOOの配当利回りは、**どちらも約1.7%**と、ほぼ同じ水準です。
VOOが投資対象とする大企業は、一般的に配当利回りが高く、安定配当を続ける企業が多いです。

一方、VTIは、成長 potentialの高い小型株にも投資しているため、配当利回りはVOOよりもやや低くなる傾向があります。

第7ラウンド:構成銘柄

VTIとVOOの構成銘柄を比較してみると、上位10銘柄はほぼ同じです。

これは、米国株式市場の時価総額において、これらの大企業が大きな割合を占めているためです。
具体的には、Microsoft、Apple、Amazon、Google(Alphabet)、Facebookなど、世界的に有名な企業が上位を占めています。

VTIは、VOOに含まれる大企業に加えて、中小企業の銘柄にも投資しているため、より分散されたポートフォリオを構築することができます。
中小企業は、大企業に比べて成長 potential が高い反面、リスクも大きいため、VTIはVOOよりもリターンとリスクのバランスがやや高めと言えるでしょう。

VTIとVOO、どちらがおすすめ?投資信託という選択肢も!

ここまでVTIとVOOを比較してきましたが、結局どちらを選べば良いのでしょうか?

結論としては、どちらを選んでも大きな違いはありません。どちらも低コストで米国株に幅広く分散投資できる優れたETFです。

ただし、米国株全体にまんべんなく投資したい場合はVTI、米国を代表する大企業中心に投資したい場合はVOOを選ぶのが良いでしょう。

また、少額から投資を始めたい、または積立投資をしたいと考えている場合は、投資信託という選択肢もあります。

投資信託には、VTIやVOOに投資するファンドが存在します。代表的なものとしては、以下の2つが挙げられます。

  • 楽天VTI: 楽天証券が販売する、VTIに投資する投資信託
  • eMAXIS Slim 米国株式 (S&P500): 三菱UFJ国際投信が販売する、S&P500指数に連動する投資信託

これらの投資信託は、100円から少額投資することができ、積立投資にも対応しています。また、日本円で取引できるため、為替手数料を気にする必要もありません。

米国ETFに直接投資するよりも、手軽にVTIやVOOに投資することができるため、投資初心者の方にもおすすめです。

【NISAで始める米国株投資:VTIを活用した資産運用ガイド】

まとめ:あなたに合った投資方法で米国株に挑戦!

この記事では、米国株ETFであるVTIとVOOを徹底比較し、それぞれのメリット・デメリットを詳しく解説しました。

どちらのETFも、米国株への分散投資という点で非常に優れた商品です。

あなたの投資スタイルや目標、そして投資金額や投資経験などを考慮して、最適なETFを選んでみましょう。

少額から始めたい、積立投資をしたい場合は、投資信託も検討してみて下さい。

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