「資産運用」と聞くと、多くの人が株式投資や投資信託、不動産投資などをイメージするのではないでしょうか?
確かに、これらの金融商品は資産を増やすための有効な手段です。
しかし、資産を効果的に管理し、将来に備えるためには、金融資産以外の資産にも目を向けることが非常に重要になります。
実は、あなたの身近にも、埋もれた価値を持つ「お宝」が眠っているかもしれません。
今回は、意外と見落としがちな「金融資産以外の資産」を徹底解説。
種類や確認方法、さらには賢い活用術まで、具体的な例を交えながら詳しく解説していきます。
金融資産以外にはどんな資産がある?種類と特徴を解説
金融資産以外の資産とは、預貯金や株式、投資信託、債券といった金融商品以外の資産を指します。具体的には、以下のようなものが挙げられます。
1. 不動産:資産価値の高い不動産は、活用方法次第で大きなメリットに!
種類 | 特徴 | メリット | デメリット | 確認方法 |
居住用不動産(持ち家) | 生活の基盤となる住居 | 家賃や住宅ローンの支払いが終われば、住居費を抑えられる | 資産価値の変動リスク、固定資産税・都市計画税の負担、修繕費用など | 不動産登記簿謄本、固定資産税納税通知書 |
収益不動産(賃貸用) | 家賃収入を得ることを目的とした不動産 | 家賃収入を得られる、資産価値の上昇も見込める | 空室リスク、家賃滞納リスク、建物管理の費用や手間 | 賃貸契約書、不動産登記簿謄本 |
【不動産活用のポイント】
- 居住用不動産: 将来的な売却や賃貸、リフォームなどを検討する
- 収益不動産: 入居者募集や家賃管理、建物のメンテナンスなどを適切に行う
2. 自動車:所有の仕方を見直せば、大きなコストカットになることも!
種類 | 特徴 | メリット | デメリット | 確認方法 |
自家用車 | 個人が移動手段として所有する車 | 行動範囲が広がる、時間に縛られずに移動できる | 購入費用、維持費(自動車税、車検費用、保険料、ガソリン代、駐車場代など) | 車検証、自動車税納税証明書、自賠責保険証 |
【自動車を見直すポイント】
- 車両の保有台数を見直す
- カーシェアリングやレンタカーを活用する
- 公共交通機関の利用を検討する
3. 貴金属・宝飾品:眠らせておくのはもったいない!資産価値を見直そう
種類 | 特徴 | メリット | デメリット | 確認方法 |
金(Gold) | インフレ対策、有事の金として価値が注目される | 世界共通の資産価値、インフレヘッジ、有事の際の安全資産 | 価格変動リスク、保管場所の確保 | 購入時の証明書、鑑定書 |
プラチナ(Platinum) | 産出量が少なく希少価値が高い | 工業製品への需要も高く、金と同様に資産価値が期待できる | 価格変動リスク、保管場所の確保 | 購入時の証明書、鑑定書 |
宝飾品 | ダイヤモンド、宝石、ブランドジュエリーなど | 装飾品としての価値、資産価値 | 価格変動リスク、紛失・盗難リスク | 鑑定書、保証書 |
【貴金属・宝飾品活用のポイント】
- 売却: 不要になったもの、価値が下がったものは売却を検討
- 質入れ: 一時的な資金調達が必要な場合は、質入れという方法も
4. 美術品・骨董品:専門知識が必要不可欠!信頼できるプロへの相談を
種類 | 特徴 | メリット | デメリット | 確認方法 |
絵画 | 油絵、日本画、版画など | 美術的価値、資産価値 | 価格変動リスク、保管場所の確保、適切な保管方法 | 鑑定書、購入時の領収書 |
彫刻 | ブロンズ像、木彫りなど | 美術的価値、資産価値 | 価格変動リスク、保管場所の確保、適切な保管方法 | 鑑定書、購入時の領収書 |
陶磁器 | 古伊万里、マイセンなど | 美術的価値、資産価値 | 価格変動リスク、破損リスク、適切な保管方法 | 鑑定書、購入時の領収書 |
【美術品・骨董品活用のポイント】
- 鑑定: 信頼できる鑑定機関で、真贋鑑定や評価額を調べてもらう
- 売却: 価値が上がったもの、不要になったものは売却を検討
- 相続: 相続財産として適切に評価し、次世代へ継承していく
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なぜ金融資産以外の資産を意識することが重要?
金融資産以外の資産を把握しておくことは、以下の点で重要です。
1. 資産全体の把握と有効活用
金融資産以外の資産も含めて可視化することで、自身の資産全体を正確に把握することができます。
そして、その情報を元に、より効果的な資産運用や生活設計が可能になります。
【具体例】
- 自宅の売却: 老後の生活資金のために、住み替えを検討し、自宅を売却する。
- 自動車の売却: 車を持たない生活に切り替えることで、維持費を削減し、その分を投資に回す。
- 貴金属の売却: 相場を見ながら、保有している金やプラチナを売却し、投資資金に充てる。
- 美術品の売却: 価値が上がった美術品を売却し、生活資金や旅行費用に充てる。
2. 相続対策
相続が発生した場合、金融資産だけでなく、金融資産以外の資産も相続財産に含まれます。事前に自身の保有する資産を把握しておくことで、円滑な相続手続きを進めることができます。
【ポイント】
- 相続税の対象となる財産や評価方法などを事前に確認しておきましょう。
- 特に、不動産や美術品・骨董品は評価額が大きくなる傾向があります。
- 専門家である税理士や弁護士に相談しながら、適切な対策を検討しましょう。
金融資産以外の資産を把握する方法
では、どのように金融資産以外の資産を把握すれば良いのでしょうか?
具体的な方法を3つご紹介します。
1. 家の中を棚卸しする
まずは、自宅の中にあるものを確認してみましょう。家具や家電製品、衣類、書籍なども含め、リストアップしていきます。
【ポイント】
- 写真を撮っておくと、後から確認する際に便利です。
- 購入時期や価格がわかるものがあれば、併せて記録しておきましょう。
2. 書類を確認する
不動産の権利書や自動車の車検証、貴金属の鑑定書などは、紛失しないように大切に保管しておきましょう。これらの書類を確認することで、所有している資産の状況を把握することができます。
【主な書類例】
- 不動産: 不動産登記簿謄本、固定資産税納税通知書、賃貸契約書
- 自動車: 車検証、自動車税納税証明書、自賠責保険証
- 貴金属・宝飾品: 購入時の証明書、鑑定書
- 美術品・骨董品: 鑑定書、購入時の領収書
3. 専門家に相談する
不動産や美術品・骨董品など、専門的な知識が必要となる資産については、専門家に相談することをおすすめします。
【相談できる専門家】
- 不動産鑑定士: 不動産の適正価格を評価
- 宝石鑑定士: 宝石や貴金属の真贋鑑定や評価
- 美術品鑑定士: 美術品・骨董品の真贋鑑定や評価
- 税理士: 相続税や贈与税に関する相談
- 弁護士: 相続手続きに関する相談
まとめ|資産管理は「全体最適」の視点で!
今回は、金融資産以外の資産について解説しました。
金融資産だけでなく、金融資産以外の資産も含めて全体を把握することで、より効果的な資産運用や資産承継対策を行うことができます。
まずは、ご自身の資産をしっかりと把握することから始めてみましょう。
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