【新NISA】S&P500&オルカンが暴落!下落率17%超え、資金流出でも狼狽売りはNGな理由とは?

ナナ

こんにちは。ナナです。
このブログでは、新NISAを使った投資について基本から分かりやすく紹介していきます。
自分の未来は自分で切り開く、その一歩を一緒に踏み出しましょう!

\ 本記事の内容をざっくり紹介 /

  • 新NISAの大人気ファンド、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)とeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)が7月中旬からの世界的な株安と円高の影響で一時17%下落!
  • 新NISA開始後初の資金流出超過!狼狽売りをしてしまった人もいるようですが、本当に大丈夫?
  • 長期投資家こそ知っておくべき、暴落時こそ「買い」の思考と、狼狽売りはNGな理由を解説!
  • 円高・株安の状況を「バーゲンセール」と捉え、資産形成を加速させるチャンスに変えましょう!

2023年10月からスタートした「新NISA」。

投資未経験者から経験者まで、多くの方がこの制度を活用して資産形成に励んでいます。

そんな中、投資信託で圧倒的な人気を誇るeMAXIS Slimシリーズの「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」と「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」、通称「S&P500」「オルカン」が、2024年7月中旬からの世界的な株安と円高の影響を大きく受け、一時17%もの下落に見舞われました。

この暴落を受け、新NISA口座では初めての資金流出超過も記録。

「このまま投資を続けても大丈夫なのだろうか…」と不安を感じている方もいるかもしれません。

そこで今回は、今回の暴落の背景や今後の見通し、そして長期投資家こそ知っておくべき暴落時の乗り切り方について解説していきます。

\ S&P500・オルカン暴落の原因は? /

今回の暴落は、いくつかの要因が重なったことによって引き起こされました。

主な要因は以下の3つです。

  1. 日銀の金融政策修正
  2. 米国の景気減速懸念
  3. 急激な円高

これらの要因が複雑に絡み合い、世界的に株価が不安定な状況に陥りました。


これから投資はどうすればいい?/

結論からお伝えすると、**長期投資の視点を持つのであれば、今回の暴落はむしろ「買い増しのチャンス」**と捉えることができます。

なぜなら、**「長期分散投資」**の基本は、安い時に買って、高い時に売ることであり、まさに暴落時は、将来的なリターンを大きくするチャンスだからです。

今回の暴落は、決して無視できない出来事ですが、世界経済が崩壊するような決定的な要因があったわけではありません。

むしろ、今後の成長に期待できる米国株や世界株を、割安で積み立てられるチャンスと捉え、冷静に投資を継続していくことが重要です。


この記事を読めば…/

  • 今回のS&P500・オルカン暴落の原因が分かります
  • 暴落時でも狼狽売りせずに済む、長期投資の考え方が身に付きます
  • 今後の投資戦略を立て、将来にわたる資産形成を実現できます

ぜひ最後まで読み進め、今後の投資戦略に役立ててください。

1章:S&P500&オルカンが新NISAで大人気!その理由とは?

2024年1月からスタートした「新NISA」。

年間120万円まで投資できる「つみたて投資枠」と、年間240万円まで投資できる「成長投資枠」の2種類の投資枠が設けられ、年間最大360万円もの非課税投資枠を活用できることから、多くの個人投資家から注目を集めています。

新NISAの開始に伴い、投資対象として人気を集めているのが、eMAXIS Slimシリーズです。

特に、米国株に投資できる「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」と、全世界の株式に投資できる「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」は、純資産額で国内トップ2を誇るほどの人気を集めています。

\ eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)&eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)が選ばれる理由 /

  • 1. 運用管理費用(信託報酬)が低い

投資信託を選ぶ上で、最も重要な要素の一つが**「運用管理費用(信託報酬)」**です。

運用管理費用とは、投資信託の運用会社に支払われる報酬のことで、信託報酬とも呼ばれます。

この費用は、投資信託の保有期間中、毎日発生し続けるため、長期投資になればなるほど、その影響は大きくなります。

eMAXIS Slimシリーズは、業界最低水準の運用管理費用を実現しており、長期投資に最適な投資信託として人気を集めています。

  • 2. 分配金が再投資される「自動積立設定」が可能

eMAXIS Slimシリーズは、分配金を自動的に再投資する**「自動積立設定」**が可能です。

分配金を再投資することで、複利効果を発揮しやすくなり、より効率的に資産を増やすことができます。

  • 3. インデックスファンドで分散投資が可能

eMAXIS Slimシリーズは、**「インデックスファンド」**と呼ばれるタイプの投資信託です。

インデックスファンドとは、日経平均株価やS&P500などの特定の指数に連動する運用成果を目指す投資信託のことです。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、米国を代表する500銘柄で構成される株価指数**「S&P500」**に連動する運用成果を目指します。

S&P500には、AppleやMicrosoft、Amazonなどの世界的に有名な優良企業が数多く組み込まれており、米国経済の成長を享受できる投資先として人気を集めています。

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は、全世界の株式市場を対象とした株価指数に連動する運用成果を目指します。

世界中の株式に分散投資することで、特定の国や地域の経済状況に左右されにくい、安定的な運用成績を目指せる点が魅力です。

これらの理由から、eMAXIS Slimシリーズは、新NISAを利用した長期投資を考えている投資家にとって、非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。

2章:S&P500&オルカンが暴落!その裏に潜む3つの要因を徹底解説

2024年7月中旬、新NISAでも人気を集めるS&P500とオルカンが、一時17%もの下落に見舞われました。

この暴落は、一体なぜ起こったのでしょうか?

以下で詳しく解説していきます。

要因1:日銀の金融政策修正

2024年7月31日、日本銀行は金融政策決定会合において、イールドカーブコントロール(YCC)の運用を柔軟化することを決定しました。

YCCとは、長期金利の変動幅を一定の範囲内に抑え込む金融政策のこと。

日銀はこれまで、長期金利の目標値を0.5%程度に設定し、金利の上昇を抑えることで、景気を支えてきました。

しかし、今回の決定により、長期金利の上限を事実上1.0%程度に引き上げ、市場の状況に応じて柔軟に金利を調整する姿勢を示しました。

この政策修正は、市場にとってはサプライズとなり、急激な円高・株安を招く一因となりました。

要因2:米国の景気減速懸念

米国では、インフレの長期化金融引き締めの影響により、景気減速の懸念が高まっています。

特に、2024年8月1日に発表された米国の製造業PMI(購買担当者景気指数)は、市場予想を下回る結果となり、製造業の景況感が悪化していることが明らかになりました。

製造業PMIは、景気の先行指標となることから、この結果を受けて、米国経済の先行きに対する不安感が一気に広がり、株価の下落を加速させました。

要因3:急激な円高

日銀の金融政策修正や米国の景気減速懸念を背景に、為替市場では急激な円高が進みました。

円高が進むと、輸出企業の収益が圧迫されるなど、日本経済に悪影響が及ぶ可能性があります。

また、円高は、海外投資家にとっては日本株の魅力を低下させる要因にもなります。

実際、今回の円高を受けて、海外投資家による日本株の売りが加速し、株価の下落に拍車がかかりました。

3章:暴落で資金流出!狼狽売りをしてしまった人も?

今回のS&P500とオルカンの暴落を受け、新NISA口座에서는 資金流出超過も記録されました。

投資信託協会の発表によると、2024年8月7日には、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)から約226億円、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)から約78億円の資金が流出したことが明らかになっています。

これは、新NISA開始後初の資金流出超過であり、多くの投資家が今回の暴落に動揺し、狼狽売りに走ってしまった可能性がうかがえます。

投資信託の評価額は、基準価格×口数で計算されます。

基準価格が下落すると、保有している投資信託の評価額も減少してしまうため、損失を確定させないために、**「とにかく売ってしまおう」**という心理が働くのは当然のことかもしれません。

しかし、長期投資を前提としているのであれば、狼狽売りは決して賢明な行動とは言えません。

4章:長期投資家こそ知っておくべき!暴落時を乗り切るための思考法

長期投資を成功させるためには、短期的な価格変動に一喜一憂せず、冷静な判断を下せるようになることが重要です。

特に、暴落時は、恐怖や不安に駆られがちですが、長期的な視点を忘れずに、冷静さを保つことが大切です。

以下では、暴落時を乗り切るための思考法を3つご紹介します。

暴落は「市場の値引きセール」

暴落時は、普段よりも割安な価格で資産を購入できるチャンスと捉えることができます。

市場全体が下落している状況では、優良な企業の株価もつられて下落することがあります。

これは、**「市場の値引きセール」**のようなもの。

将来の成長に期待できる資産を、割安な価格で購入できる絶好の機会と言えるでしょう。

歴史は繰り返す

過去の株式市場の歴史を振り返ると、暴落は決して珍しい出来事ではありません。

リーマンショックやコロナショックなど、世界経済を揺るがすような出来事が起こるたびに、株式市場は暴落を繰り返してきました。

しかし、長期的に見ると、株式市場は常に右肩上がりで成長を続けています。

暴落は、株式投資における**「一時的な調整局面」**と捉え、長期的な成長を信じて、投資を継続することが重要です。

時間は最大の味方

投資において、**「時間」**は非常に重要な要素です。

投資期間が長ければ長いほど、複利効果によって資産が大きく成長する可能性が高まります。

複利効果とは、**「雪だるま式」**に資産が増え続ける現象のことです。

投資期間が短いと、複利効果を十分に享受することができません。

暴落時こそ、**「時間」**を味方につけることを意識し、焦らずに投資を継続していくことが重要です。

5章:暴落は「買い」のチャンス!その理由を徹底解説

長期投資を実践していく上で、避けては通れないのが**「暴落」**です。

投資初心者の方にとって、暴落は恐怖の対象でしかありません。

しかし、長期的な視点を持つ投資家にとって、暴落はむしろ**「絶好の買い場」**となります。

なぜなら、暴落時は、将来の成長に期待できる資産を、割安な価格で購入できるからです。

投資の基本は、**「安く買って、高く売る」**ことです。

暴落時は、まさにこの原則を実践する絶好の機会と言えるでしょう。

積立投資との相性が抜群

暴落時に積極的に投資を行うことは勇気がいることですが、**「積立投資」**であれば、感情に左右されることなく、機械的に投資を継続することができます。

積立投資とは、毎月一定額を投資していく方法のことです。

毎月一定額を投資することで、価格が高い時には少なく、価格が安い時には多く購入することができます。

これを**「ドルコスト平均法」**と呼びます。

ドルコスト平均法を活用することで、高値掴みを防ぎ、リスクを抑えながら、効率的に資産形成を進めることができます。

円高メリットも享受できる

S&P500やオルカンなどの外国株式に投資する際、為替変動リスクは無視できません。

円安になると、円換算での資産価値は増加しますが、逆に円高になると、円換算での資産価値は減少してしまいます。

しかし、長期投資の視点に立てば、円高はむしろメリットと捉えることができます。

なぜなら、円高になると、同じ金額の日本円で、より多くの外国株式を購入できるからです。

つまり、円高は、**将来的な資産増加を見据えた「バーゲンセール」**のようなもの。

円高を恐れずに、積立投資を継続することで、将来の大きなリターンを目指せるでしょう。

6章:まとめ|暴落に動揺せず、長期的な視点で資産形成を!

今回は、S&P500とオルカンの暴落をテーマに、その原因や今後の見通し、そして長期投資家としての心構えについて解説しました。

暴落は、投資家にとって恐怖の対象ではありますが、長期的な視点を持つ投資家にとっては、絶好の買い場でもあります。

暴落時こそ、感情に流されず、冷静に投資を継続していくことが、長期的な資産形成を成功させるための鍵となるでしょう。

\ 今回の内容をもう一度おさらい /

  • S&P500とオルカンの暴落は、日銀の金融政策修正、米国の景気減速懸念、急激な円高の3つの要因が重なったことによって引き起こされた
  • 暴落は、市場の値引きセール、歴史は繰り返す、時間は最大の味方、という3つの思考法で乗り切ろう!
  • 暴落時は、積立投資を活用することで、感情に左右されずに、機械的に投資を継続できる
  • 円高は、外国株式を割安で購入できるチャンス!

今回の暴落を、長期投資の重要性を再認識する機会とし、将来にわたる資産形成を着実に実現していきましょう!

※ 本記事の内容は、一般的な情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断でお願いいたします。

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