2024年から始まった新NISA。
投資枠の拡大や非課税期間の無期限化など、資産形成を始める絶好の機会です。
そんな新NISAで、投資先として人気を集めているのが「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」、通称「オルカン」です。
「投資信託って種類が多くて選べない…」
「新NISAでどんな投資信託を買えばいいか分からない…」
そんな投資初心者の方でも、オルカンを選べば、大きな失敗は無いと言われています。
この記事では、新NISAでオルカンがなぜ人気なのか、その理由を徹底的に深掘りするとともに、メリット・デメリット、そして具体的な運用方法まで、図表を交えながら分かりやすく解説していきます。
オルカンとは?その特徴を分かりやすく解説
オルカンは、三菱UFJ国際投信が運用する投資信託で、全世界の株式に投資できることが最大の特徴です。
【オルカンの基本情報】
項目 | 内容 |
投資対象 | 世界48カ国、約11,000銘柄の株式 (2023年12月時点) |
運用方法 | パッシブ運用 (MSCI ACWIインデックス連動) |
信託報酬 | 年率0.1144%(税込)※純資産総額に対して日々課される費用 |
分配金 | 年2回 |
買付手数料 | 無料 (楽天証券、SBI証券など多くのネット証券で無料) |
一言で言えば、オルカンは「世界経済全体にまるごと投資する」という、シンプルながらも強力な投資信託と言えるでしょう。
新NISAでオルカンが選ばれる理由:5つの魅力を徹底解説
なぜ、数ある投資信託の中で、オルカンがここまで人気を集めているのでしょうか?
その理由は、新NISAの制度設計とオルカンの特徴が、見事にマッチしているからと言えるでしょう。
ここでは、オルカンが新NISAで選ばれる、5つの大きな理由について解説していきます。
非課税メリットを最大限に活かせる!長期投資との相乗効果
新NISAの最大のメリットは、なんと言っても「投資で得た利益が非課税」になる点です。
つまり、運用で得られた利益を、まるごと自分のものにすることができるのです。
そして、この非課税メリットを最大限に享受するためには、長期投資が欠かせません。
なぜなら、投資期間が長くなるほど、複利効果によって、雪だるま式に資産が増えていくからです。
オルカンは、全世界の株式に投資するため、長期的な世界経済の成長の恩恵を大きく受ける可能性があり、まさに長期投資に最適な投資信託と言えるでしょう。
【新NISAとオルカンの組み合わせ:長期投資で資産形成】
- 新NISA:非課税期間が無期限なので、長期投資に最適
- オルカン:世界経済の成長を取り込み、長期的に安定したリターンを目指せる
投資初心者でも迷わない!「ほったらかし投資」の決定版
「投資って難しそう」「銘柄選びとか、難しくてできない…」
そんな投資初心者の方でも、オルカンなら、安心して投資を始めることができます。
なぜなら、オルカンは、全世界の株式に分散投資をしているため、投資先を自分で選んだり、売買のタイミングを考えたりする必要がないからです。
一度購入すれば、あとは基本的に何もする必要がない、まさに「ほったらかし投資」の決定版と言えるでしょう。
【オルカンで「ほったらかし投資」を成功させる秘訣】
- 長期的な視点で投資を続ける
- 短期的な値動きに一喜一憂しない
- 積立投資を活用する
分散投資でリスクを軽減!世界経済全体にベット
投資信託は、複数の銘柄に分散投資することで、リスクを抑えられるというメリットがあります。
しかし、投資対象が日本株式や米国株式などに偏っている場合、特定の地域や企業の業績悪化の影響を大きく受けてしまう可能性があります。
その点、オルカンは、全世界の株式に分散投資をしているため、特定の地域や企業のリスクを抑え、より安定的な運用成績を目指せると期待されています。
例えば、仮にアメリカ経済が低迷したとしても、世界経済全体が大きく落ち込むとは限りません。
新興国市場が成長を続けることで、アメリカ経済の低迷をカバーできる可能性もあるのです。
【オルカンの分散効果:実例】
2022年は、ロシアのウクライナ侵攻や、世界的なインフレの影響で、多くの株式市場が下落しました。
しかし、オルカンは、世界中の株式に分散投資しているため、下落幅を抑えることができました。
【主要な株価指数とオルカンの騰落率比較 (2022年)】
指数名 | 騰落率 |
日経平均株価 | -9.4% |
NYダウ | -8.8% |
S&P500 | -19.4% |
オルカン | -18.2% |
低コストで運用できる!長期投資で大きな差に
投資信託には、「信託報酬」と呼ばれる運用手数料がかかります。
信託報酬は、投資信託を保有している間、ずっと支払い続ける必要があるため、長期投資になればなるほど、その影響は大きくなります。
オルカンの信託報酬は、年率0.1144%(税込)と、他の投資信託と比較しても、非常に低コストで運用できることが魅力です。
【信託報酬:比較例】
投資信託 | 信託報酬(年率) | 100万円を30年間運用した場合のコスト |
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 0.1144% | 約4万円 |
〇〇全世界株式ファンド | 0.5% | 約17万円 |
△△グローバル株式インデックス | 0.8% | 約28万円 |
【新NISAで証券会社が倒産したらどうなる?資産は守られるのか、徹底解説!】
このように、ほんのわずかな信託報酬の差が、長期投資では大きな差となって現れるのです。
積立投資との相性抜群!時間分散でリスク軽減
オルカンは、毎月コツコツ積み立てていく「積立投資」との相性も抜群です。
積立投資は、毎月一定額を投資信託を購入していく投資方法で、時間分散効果によって、リスクを抑えながら、安定的に資産形成できる点が魅力です。
【ドルコスト平均法:価格変動リスクを軽減】
積立投資は、ドルコスト平均法の恩恵を受けられる点もメリットです。
ドルコスト平均法とは、価格が変動する金融商品を、一定期間、一定金額ずつ購入することで、平均購入単価を抑え、リスクを軽減する投資手法です。
【オルカン積立投資:シミュレーション例】
毎月積立額 | 10年後 | 20年後 | 30年後 |
1万円 | 約159万円 | 約382万円 | 約709万円 |
3万円 | 約476万円 | 約1,146万円 | 約2,128万円 |
5万円 | 約793万円 | 約1,910万円 | 約3,546万円 |
※運用利回り 年率5%で試算
新NISAでオルカンに投資する際の注意点
元本割れのリスクを理解しておく
投資信託は、預貯金とは異なり、元本が保証されているわけではありません。
オルカンは、全世界の株式に分散投資することで、リスクを抑えていますが、世界経済全体が低迷した場合、元本割れを起こす可能性もゼロではありません。
為替変動リスクを理解しておく
オルカンは、外国株式で構成されているため、為替変動の影響を受けます。
円高になると、円ベースの資産価値は目減りしてしまいます。
逆に、円安になると、円ベースの資産価値は増加します。
分配金は再投資に回すのがおすすめ
オルカンは、年2回、分配金が支払われます。
分配金を受け取ると、その分、投資元本が減ってしまうため、長期投資で資産を増やしていくためには、
分配金を再投資に回す「分配金再投資」を選ぶのがおすすめです。
まとめ|新NISAでオルカンを始めよう!
オルカンは、新NISAの非課税メリットを最大限に活かせる、投資初心者の方にもおすすめの投資信託です。
ぜひ、この機会にオルカンで積立投資を始めてみてはいかがでしょうか?
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さらに、投資で楽天ポイントが貯まるのも魅力です。
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