2024年からスタートした新NISA。
制度開始とともに口座開設や積立設定を済ませ、投資をスタートさせた方も多いのではないでしょうか?
投資デビューおめでとうございます!素晴らしい一歩です!
…とはいえ、新NISA口座開設や積立設定はあくまで投資のスタート地点。
そこから資産を大きく育てていくには、さらに「次の一手」を打っていく必要があります。
「新NISAの運用を始めたけど、この後何をすればいいか分からない…」
そんな悩みをお持ちのあなたへ。
この記事では、新NISAを始めた後、次にやるべきことをわかりやすく解説します。
具体的には、以下の3つの選択肢について詳しく説明します。
- インデックス投資を加速させる
- 高配当ETFで分配金を得る
- 個別株投資に挑戦する
さらに、「新NISAの運用はほったらかしでOKなのか」「出口戦略はどう考えればいいのか」といった疑問にもお答えします。
この記事を読めば、新NISAを始めた後の道筋が明確になり、あなたの投資を成功へと導くためのヒントが得られるはずです。
ぜひ最後まで読んで、今後の投資戦略に役立ててください。
なぜ「新NISAの次」が重要なのか?
新NISAは、投資で得た利益が非課税になるという、国が用意した強力な投資優遇制度です。
しかし、制度のメリットを最大限に活かすためには、ただ口座を開設して積立設定をするだけでは不十分です。新NISAを「投資の入り口」として捉え、そこから長期的な視点で資産形成に取り組むことが重要になります。
新NISAを始めた後の「次」を意識することで、あなたは以下の3つのメリットを得ることができます。
- 非課税期間を最大限に活用できる
- 効率的な資産形成を実現できる
- 投資スキルを向上させられる
新NISAの非課税期間は最大20年と非常に長いため、その間、投資を続けることで複利効果を最大限に活かすことができます。
また、新NISAには「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2種類があり、それぞれの枠で異なる投資戦略をとることで、より効率的な資産形成を目指すことができます。
さらに、新NISAをきっかけに投資に関する知識や経験を積み重ねることで、あなたの投資スキルは着実に上がっていきます。
これは、将来、新NISA以外の投資を行う際にも役立つ貴重な財産となるでしょう。
新NISAの次の一手:3つの選択肢
新NISAを始めた後の「次」を考える上で、あなたには主に3つの選択肢があります。
1. インデックス投資を加速させる
新NISAでは、多くの人がインデックスファンドへの投資を選択しています。
インデックスファンドとは、日経平均株価やS&P500といった特定の指標(インデックス)に連動するように設計された投資信託のことです。
多くの会社に分散投資できるためリスクを抑えやすく、長期的に安定したリターンを期待できる点が魅力です。
新NISAでインデックスファンドを選んでいるあなたは、他の口座でも同様のインデックスファンドを選び、インデックス投資を加速させることを検討してみましょう。
具体的には、以下のような口座を活用することができます。
- 配偶者の新NISA口座
- iDeCo(個人型確定拠出年金)
- 特定口座
配偶者の新NISA口座を利用すれば、夫婦で非課税枠を活用してインデックス投資を行うことができます。
iDeCoは、掛金が所得控除になるという大きなメリットがあるため、節税効果も期待できます。
特定口座は、利益に対して税金がかかるものの、新NISAやiDeCoとは異なる金融機関で口座開設できるため、より幅広い商品から投資先を選ぶことができます。
ただし、配偶者の新NISA口座に資金を渡す際は贈与税に注意が必要です。
年間110万円を超える贈与を行うと贈与税が発生するため、この点には気をつけましょう。
2. 高配当ETFで分配金を得る
インデックス投資では、分配金を定期的に受け取ることができません。
分配金とは、投資信託が保有する株式や債券から得られた利益の一部を投資家に分配するお金のことです。
分配金を受け取ることで、投資をより楽しく継続できるというメリットがあります。
新NISAでインデックスファンド以外の投資先を探しているあなたは、高配当ETFの購入を検討してみてはいかがでしょうか?
高配当ETFとは、分配金利回りが高い株式銘柄で構成されたETF(上場投資信託)のことです。
ETFとは、株式のように証券取引所に上場している投資信託のことです。高配当ETFに投資することで、定期的に分配金を受け取りながら、株式投資を行うことができます。
新NISAでは、成長投資枠で高配当ETFに投資することが可能です。
高配当ETFに投資するメリットとデメリットは以下の通りです。
メリット
- 定期的に分配金を受け取れる
- 投資を楽しく続けられる
- 出口戦略が不要
デメリット
- 売却しないと現金化できない
- 将来的な値上がり益はインデックスファンドに劣る可能性がある
高配当ETFに投資する際は、将来的な値上がり益よりも、定期的な分配金収入を重視する投資家におすすめです。
3. 個別株投資に挑戦する
新NISAを始めたことをきっかけに、個別株投資に挑戦してみるのも良いでしょう。
個別株投資とは、特定の会社の株式を購入する投資のことです。
インデックスファンドや高配当ETFのように、複数の銘柄に分散投資するのではなく、自分の選んだ1つの銘柄に集中投資する点が特徴です。
個別株投資には、以下のようなメリットとデメリットがあります。
メリット
- 大きなリターンを期待できる
- 投資先企業の成長を実感できる
- 株主優待などの特典を受けられる
デメリット
- リスクが高い
- 投資に関する知識や経験が必要
- 時間と手間がかかる
個別株投資は、リスクとリターンが大きい投資であるため、投資初心者にはあまりおすすめできません。
しかし、投資に関する知識や経験を十分に積んだ上で、リスク管理を徹底すれば、大きなリターンを得ることも可能です。
新NISAを「ほったらかし」にしても大丈夫?
「新NISAの運用は、一度積立設定してしまえば、あとはほったらかしでOK?」
新NISAを始めたばかりの頃は、このような疑問を持つ方も多いかもしれません。
結論から言うと、新NISAはほったらかしにしてもOKです。
むしろ、投資を続ける上で重要なのは、「気絶投資」の考え方です。
気絶投資とは、投資していることを忘れているくらいで、長期間、投資を続けるという投資手法のことです。
投資で得た利益が非課税になる新NISAは、まさに気絶投資に最適な制度と言えるでしょう。
なぜ気絶投資が重要かというと、**投資を続ける上で最大の敵は「人間の心理」**だからです。
株式投資では、短期的に株価が大きく変動することがあります。
特に、リーマンショックのような世界的な金融危機が発生すると、株価は大きく下落し、投資家は大きな損失を被る可能性があります。
しかし、長期的には、株式市場は右肩上がりで成長してきました。
過去30年間の平均で、全世界株式は年+7.6%、米国株式は年+9.8%のリターンを記録しています。
つまり、短期的な株価の変動に一喜一憂せず、長期間、投資を続けることが、資産形成において非常に重要になります。
しかし、多くの人は、株価が下落すると不安になり、投資をやめてしまったり、株価が上昇すると欲が出て、高値で売却してしまったりします。
このような感情的な行動が、投資のリターンを下げてしまう大きな原因となっています。
そこで、気絶投資の出番です。
気絶投資を実践すれば、短期的な株価の変動に惑わされることなく、淡々と投資を続けることができます。
そのため、結果的に高いリターンを得られる可能性が高くなるのです。
新NISAを始めたあなたは、投資していることを忘れているくらいで、ほったらかしにしておくのがおすすめです。
具体的には、以下のようなことを心掛けてみましょう。
- 証券会社のIDやパスワードを、普段見ない紙に書いて保管する
- スマホアプリの通知をオフにする
- 定期的に口座残高を確認しない
このようにすることで、投資に意識を向けすぎず、気絶投資を実践することができます。
まとめ:新NISAを始めた後の「次」を見据えて行動しよう!
この記事では、新NISAを始めた後の「次」を徹底解説しました。
新NISA口座開設や積立設定は、あくまで投資のスタート地点です。
そこから資産を大きく育てていくには、さらに「次の一手」を打っていく必要があります。
この記事で紹介した3つの選択肢を参考に、あなたの投資目標やリスク許容度に合った投資戦略を立ててみましょう。
そして、気絶投資の考え方を忘れずに、長期的な視点で資産形成に取り組むことが重要です。
新NISAをきっかけに、あなたも投資の成功を目指しましょう!
みなさまに選ばれてNo.1