【初心者向け】楽天SCHDの魅力を徹底解説!毎月分配金30万円も夢じゃない?

ナナ

こんにちは。ナナです。
このブログでは、新NISAを使った投資について基本から分かりやすく紹介していきます。
自分の未来は自分で切り開く、その一歩を一緒に踏み出しましょう!

「投資で老後資金を作りたいけど、何から始めればいいか分からない…」

「毎月安定した収入が欲しいけど、投資はリスクが怖い…」

そんな悩みをお持ちのあなたへ。

今回は、2023年9月に楽天証券から新しく登場した投資信託「楽天SCHD」について、その魅力やメリット・デメリット、そして注意点を徹底解説していきます。

特に、

  • 50代・60代で年金にプラスアルファの収入源が欲しい方
  • FIREを目指している方
  • 楽天証券で投資をしている方

は必見の内容です。

楽天SCHDは、米国高配当株ETF「SCHD」に投資できる、日本初の投資信託です。

「高配当株」「ETF」「投資信託」と、聞きなれない言葉が並んで混乱している方もいるかもしれません。安心してください。

この記事では、難しい専門用語は使わずに、図解を交えながら分かりやすく解説していきます。

この記事を読めば、楽天SCHDについて以下の3つの点が理解できます。

  1. 楽天SCHDとは何か、その仕組みや特徴
  2. 楽天SCHDのメリット・デメリット
  3. 楽天SCHDで投資を始める際の注意点

それでは、早速見ていきましょう!

1. 楽天SCHDとは?その仕組みや特徴を分かりやすく解説!

楽天SCHDってどんな投資信託?

楽天SCHDとは、「楽天高配当株式米国ファンド(愛称:楽天SCHD)」の略称で、楽天証券が2023年9月27日から販売を開始した投資信託です。

投資信託とは、簡単に言うと「プロにお金を預けて、代わりに投資をしてもらえる」という金融商品です。

楽天SCHDの場合は、アメリカの個別株ではなく、アメリカの「高配当株」で構成されたETFに投資をする点が特徴です。

ポイント

  • 楽天SCHDは、プロが運用する投資信託である。
  • 楽天SCHDは、アメリカの「高配当株」で構成されたETFに投資する。

なんでそんなに人気なの?楽天SCHDの3つの魅力

楽天SCHDは、販売開始からわずか7日間で残高100億円を突破するほどの人気ぶりです。

一体なぜ、ここまで人気を集めているのでしょうか?

その理由は、大きく分けて以下の3つです。

  1. 分配金利回りの高さ
  2. 連続増配による将来的な分配金増加への期待
  3. 信託報酬の低さ

メリット①:分配金利回りの高さ

楽天SCHDの大きな魅力は、分配金利回りの高さです。

分配金とは、投資信託から投資家に支払われるお金のことで、企業の利益の一部を投資家に還元する「配当金」と似たようなものです。

楽天SCHDは、**利回りが高い「高配当株」**で構成されているため、他の投資信託と比較して高い分配金を受け取れる可能性があります。

メリット②:連続増配による将来的な分配金増加への期待

楽天SCHDが投資するETF「SCHD」は、10年以上連続で増配を続けている、財務状況が健全で安定した企業を多く組み入れています。

そのため、今後も分配金が増え続ける可能性があり、長期的な資産形成に最適な投資先と言えるでしょう。

メリット③:信託報酬の低さ

投資信託には、運用会社に支払う手数料である**「信託報酬」**が発生します。

信託報酬は、投資信託の運用成績に直接影響する重要な要素です。

楽天SCHDの信託報酬は年率0.192%と、他の高配当株ETFに投資する投資信託と比較しても、非常に低水準に抑えられています。

楽天SCHDと他の高配当ETFとの比較

楽天SCHDは、他の高配当ETFに投資する投資信託と比較して、どのような特徴があるのでしょうか?

ここでは、代表的な高配当ETFである「VYM」と「HDV」を例に、楽天SCHDと比較してみましょう。

項目楽天SCHDVYMHDV
分配金頻度年4回年4回年4回
運用会社チャールズ・シュワブバンガードiシェアーズ
経費率0.06%0.06%0.06%
設定日2011年10月2006年11月2006年4月
配当利回り(直近)3.95%3.36%3.25%
平均増配率11.3%6.5%8.6%

表から分かること

  • 楽天SCHDは、VYMやHDVよりも分配金利回りが高い
  • 楽天SCHDは、VYMやHDVよりも平均増配率が高い

つまり、楽天SCHDは、VYMやHDVよりも「高い分配金」と「将来的な分配金増加」の両方に期待できる、魅力的な投資信託と言えるでしょう。

楽天SCHDの投資先はどんな企業?

楽天SCHDは、アメリカのダウ・ジョーンズ社が提供する株価指数「ダウ・ジョーンズ米国セレクト配当指数」に連動することを目指しています。

この指数は、10年以上連続で増配を続けている、財務状況が健全で安定した米国企業100社で構成されています。

2024年8月時点の上位10銘柄は以下の通りです。

  1. ロッキード・マーチン(軍事産業・航空宇宙開発)
  2. アッヴィ(バイオ医薬品)
  3. ブラックロック(投資運用会社)
  4. コカ・コーラ(飲料)
  5. ホーム・デポ(ホームセンター)
  6. ブロードコム(半導体)
  7. テキサス・インスツルメンツ(半導体)
  8. ペプシコ(飲料・食品)
  9. ジョンソン・エンド・ジョンソン(医療品・医療機器)
  10. エクソンモービル(エネルギー)

これらの企業は、いずれも世界的に有名な大手企業ばかりです。

楽天SCHDに投資することで、これらの優良企業の成長から収益を得られる可能性があります。

2. 20年後には毎月30万円の分配金も夢じゃない!?

楽天SCHDは、低コストに加えて増配率が高い点が魅力です。

2011年の設定来からの平均増配率は11%を超えており、仮に過去と同じ増配率が続くとすれば、

毎月5万円を20年間投資し続けた場合、毎月30万円弱の分配金を受け取れる可能性があります。

参考シミュレーション

期間投資元本年間分配金額
1年後60万円2.4万円
5年後300万円18.1万円
10年後600万円62.4万円
15年後900万円160万円超
20年後1,200万円368万円

※シミュレーション条件

  • 毎月積立金額:5万円
  • 配当利回り:3.94%
  • 増配率:11.3%
  • 配当金を全額再投資

注意事項

  • 上記のシミュレーションは、あくまで過去の実績に基づいた試算であり、将来の分配金や増配率を保証するものではありません。
  • ETF自身の分配金や増配が今後も同じ状況で推移するとは限りません。

3. 楽天SCHDで投資する際に注意すべき「税金」のこと

楽天SCHDは、魅力的な投資信託ですが、投資する前に知っておくべき注意点がいくつかあります。

特に、税金に関する注意点は、しっかりと押さえておきましょう。

注意点①:NISA口座では外国税がかかる

通常、米国ETFに投資をする場合は、「二重課税」が発生します。

二重課税とは、同じ所得に対して、海外と日本で2回課税されることです。

しかし、2020年からは「二重課税調整制度」が導入され、二重課税を回避できるようになりました。

二重課税調整制度とは?

外国で課税された税金の一部を、日本の所得税・住民税から控除できる制度のこと。

しかし、NISA口座は二重課税調整制度の対象外です。

つまり、NISA口座で楽天SCHDを購入した場合、外国税の10%分が課税されてしまいます。

例:楽天SCHDで年間10万円の分配金を受け取った場合

口座国内課税外国課税手取り金額
特定口座20.315%(約2万円)控除約8万円
NISA口座非課税10%(1万円)9万円

NISA口座の場合、特定口座よりも税金の総額は少なくなりますが、外国税額分がもったいないと感じる方もいるかもしれません。

ポイント

  • NISA口座で楽天SCHDを購入する場合は、外国税がかかることを理解しておきましょう。
  • 特定口座とNISA口座のどちらが有利かは、投資金額や投資スタイルによって異なります。

注意点②:NISA口座では枠を無駄にしてしまう可能性も

NISA口座には、年間120万円までの投資に対して、最長5年間、運用益が非課税になる「一般NISA」と、年間240万円までの投資に対して、最長20年間、運用益が非課税になる「つみたてNISA」の2種類があります。

楽天SCHDは、「一般NISA」で購入することができます。

しかし、NISA口座で楽天SCHDを購入する場合、分配金を受け取るたびにNISA枠を消費してしまうというデメリットがあります。

例:一般NISAで楽天SCHDを120万円購入し、年間5%の分配金(6万円)を受け取った場合

  • 1年目:120万円 - 6万円 = 114万円(NISA枠残高)
  • 2年目:114万円 - 6万円 = 108万円(NISA枠残高)
  • ・・・

このように、NISA口座で楽天SCHDを運用し続けると、最終的にはNISA枠がなくなってしまい、課税口座で運用せざるを得なくなってしまう可能性があります。

一方、分配金を再投資するタイプの投資信託であれば、NISA枠を消費せずに運用することができます。

ポイント

  • NISA口座で楽天SCHDを購入する場合は、分配金を受け取るたびにNISA枠を消費してしまうことを理解しておきましょう。
  • 長期的な資産形成を目的とする場合は、分配金を再投資するタイプの投資信託の方が、NISA枠を有効活用できる可能性があります。

注意点③:投資効率が悪くなる可能性も

高配当株は、配当金を受け取る分、投資効率が悪くなるという側面もあります。

なぜなら、受け取った配当金を再投資しない限り、「複利効果」を十分に享受できないからです。

複利効果とは?

投資で得られた利益を、さらに投資に回すことで、雪だるま式に資産が増えていく効果のこと。

例:100万円を年利5%で運用した場合

年数単利運用複利運用
1年目105万円105万円
2年目110万円110.25万円
3年目115万円115.76万円
・・・・・・・・・
10年目150万円162.89万円

このように、複利効果を働かせることで、長期的に見ると大きな差が生まれます。

高配当株投資で複利効果を最大限に活かすためには、受け取った配当金を再投資することが重要です。

ポイント

  • 高配当株は、配当金を受け取る分、投資効率が悪くなる可能性がある。
  • 複利効果を最大限に活かすためには、受け取った配当金を再投資することが重要である。

4. 楽天SCHDはどんな人におすすめ?

楽天SCHDは、以下のような人におすすめの投資信託です。

  • 50代・60代で、年金にプラスアルファの収入源が欲しい方
  • FIREを目指している方
  • 楽天証券で投資をしている方
  • 高配当株投資に興味がある方
  • 米国株に投資したい方
  • 長期的な資産形成を目的とする方

一方、以下のような人には、楽天SCHDはあまりおすすめできません。

  • 投資初心者の方
  • 短期的な利益を狙いたい方
  • 投資にリスクを取りたくない方

投資初心者の方は、まずは少額から投資信託積立などを始めてみて、投資の仕組みやリスクについて学んでみることをおすすめします。

5. まとめ:楽天SCHDは長期投資に最適!

今回は、楽天SCHDについて解説しました。

楽天SCHDは、高配当連続増配が魅力の、長期投資に最適な投資信託です。

しかし、投資する前には、税金に関する注意点投資効率について、しっかりと理解しておくことが大切です。

本記事を参考に、楽天SCHDへの投資を検討してみてはいかがでしょうか。

免責事項

本記事は、投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の売買を勧誘するものではありません。投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。

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